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第3回深川市民公開講座が開催されました。(9月14日) | 拓殖大学北海道短期大学

第3回深川市民公開講座が開催されました。(9月14日)

2019年度 深川市民公開講座

 令和元年9月14日(土~10:00~11:30深川市中央公民館で第3回深川市公開講座が開催されました。
講師は拓殖大学北海道短期大学農学ビジネス学科の田中英彦学科長で、「ここまで来たぞ!北海道米!」と題し、手話通訳も交えて講演が行なわれました。3連休初日のお忙しい中、25名の市民が参加されました。
 
まずは、埼玉県出身の田中先生がどうして北海道に渡り、農業試験場に入ったのか、そして今は短大で何を教えているのかなど自己紹介されました。
 続いて、コシヒカリなど府県の稲と北海道の稲の違いについて、実物を見ながら優しく解説しました。40年前は「猫またぎ米」と言われた時代から、良食味米として「きらら397」や「ゆめぴりか」が開発され、現在ではまさに「米どころ北海道」といわれるまでになりました。品種改良の実際と良食味米育種の経過がわかりやすく説明されました。
 
北海道での米の栽培面積の推移と収量の推移では、湛水直播栽培によって急激に作付けが増加したこと、減反政策による作付け制限、4年に1回はやってくる冷害の歴史も見逃せません。
 
 時には受講者に対してクイズを出して、茶碗1杯のお米は何粒あるのか?1人が1年間に食べるお米を作るのにはどれだけの田んぼが必要かなど、具体的に紹介されました。全ての受講者は納得の表情です。
 そして、最後に将来予測。地球温暖化の影響により、「きらら397」の穂の出る時期が確実に早まっている事実や、農家の減少とそれに伴う規模拡大が予測される中、省力化技術の必要性や将来展望を説明されました。
 あっという間に1時間半が過ぎました。参加された25名の市民の方にとって、北海道の米作りを改めて知る機会となりました。

次回は令和2年1月18日(土)に川眞田政夫農学ビジネス学科地域振興ビジネスコース長による「終活デザイン~エンディングノート」を開催いたします。

田中先生の自己紹介
田中先生の自己紹介
北海道米のうまさについて歴史から見ると
北海道米のうまさについて歴史から見ると
実際のイネの姿北海道のイネと内地のイネの違いは?
実際のイネの姿北海道のイネと内地のイネの違いは?
北海道の良食味米の将来は?
北海道の良食味米の将来は?

 

<第4回 深川市民公開講座>

○日時:令和2年1月18日(土曜日)10:00~11:30
○会場:深川市中央公民館
○演題:「終活デザイン~エンディングノート
○講師:拓殖大学北海道短期大学 農学ビジネス学科 教授 川眞田政夫(かわまたまさお)


深川市ホームページ→ 深川市民公開講座のお知らせ