令和6年度 深川市民公開講座(第1回)が開催されました。(9月7日)
例年実施されている深川市民公開講座(深川市教育委員会主催)の本年度第1回「言語の特徴について考える」(10:00~11:30,本学101教室,担当講師:藤田守准教授,農学ビジネス学科)が開催されました。
受講者21名の深川市民の皆様は、日本語と中国語の音の長さを例に、言語の特徴について理解を深めました。前半では、まず、母語との距離感から習得しやすい外国語について、次に、音の長さと高さの特徴から、中国語と日本語を例に言語の音声に共通する要因について、音声に対して違和感が生じる要因について、それぞれ確認しました。
後半では、担当講師が2024年日本語教育国際研究大会(ICJLE2024, 8/3米国ウィスコンシン大学)にて発表したばかりの最新の研究成果に触れながら、まず、「わかる」ために必要なことに理解を深め、次に、「外国語の音声をどうぶつの鳴き声に例えると」ということについて、日本語の音声を例に考えました。
以上を踏まえ、最後に、日本語を勉強する外国人の母語の特徴に少しでも理解を深めることは、外国人と日本語で意思疎通を図る際の助けとなること、また、言葉の壁を克服することは、円滑なコミュニケーションや社会生活の営みにつながっていくこと、更に、こうした地味な取り組みが、SDGs(主に4.質の高い教育、8.働きがい、11.まちづくり、17.パートナーシップ)の観点からも、社会全体にとって有益であることをそれぞれ確認しました。
受講者の皆様からは、質疑応答の際や本講座終了後に、「先生のお話が上手ですごく楽しかった」「わかりやすくてとても楽しく学ぶことができた」「先生から中国語を習いたい」「学生さんにもぜひ普段の授業以外にも今日の内容を聞かせてあげてほしい」「次年度も更なる研究成果を報告してほしい」「たくさんの学びと気づきをありがとうございました」など、貴重なコメントが多数寄せられ、出席者全員で有意義な時間を共有することができました。
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