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第5回深川市民公開講座が開催されました。(2月3日) | 拓殖大学北海道短期大学

第5回深川市民公開講座が開催されました。(2月3日)

<第5回深川市民公開講座で本学の保坂和貴准教授が講演されました>

2月3日(土)10:00から11:30深川市中央公民館講堂で第5回深川市民公開講座(平成29年度最終講座)が開催されました。講師は拓殖大学北海道短期大学の保坂和貴准教授で「「シンリガク」と「心理学」~心でっかちな現代社会~」と題して、忙しい中集まっていただいた38名の市民を前に講演されました。
 最初に自己紹介を兼ねて心理学の勉強を始めた時は「心理学」が嫌いになったお話から始まり、科学的に証明できることが半分で、半分はわからないことが多いが、でも悪いことではないとのことです。
次ぎに「血液型から連想する性格は?」と言う問を会場の市民に向けられました。皆さんイメージ、意見を出されました。ところが、学会の論文で科学的に血液型と性格に相関はないと言うことが立証されており、血液型で人の正確は判断できないとのことです。しかし、人はどうしても思い込みが有り、血液型で性格を判断しがちになります。
次に盲点とミュラー・リヤ-の長さの実験で、視覚の世界について説明され、人間の脳は視野に写っていないことも見えているように補正をする。つまり、同じだと思っても見方を変えることが出来ない、身体は人の意志では簡単に替えることが出来ないことを説明されました。
感覚の世界をあげられ、人は2つを同時に認識できない心の世界について説明されました。記憶の世界では、覚え間違いがあることや、想像の世界では人の脳は先取りをすることがあること、意志の世界では、人の意志より身体が先に支配していることを説明されました。これは、ある意味思いとどまれる力であるとのことです。
最後に感情の世界を説明されました。感情とは人と人のつながりの間にある事だと説明されました。
現代の「シンリガク」は多くの本に表されているようですが、「心理学」とは少し違っているのではないか?「自分ではどうしようないことを皆で分かち合うことで、明日が楽しくなる」のが心理学とのことでした。
 時間はあっという間に過ぎました。出席された市民の方から大きな拍手で終了しました。

平成29年度の深川市民公開講座は全5回を無事終了しました。

5回で約180名の市民の方が参加され、皆勤賞の7名の市民の方には市の方から修了証が渡されました。
平成30年度に向けても拓殖大学北海道短期大学は市民公開講座に向けて準備を始めています。今後も地域のためになる講座を開いていく予定です。平成30年度もよろしくお願いいたします。

第5回市民講座の開会です。保坂先生のご挨拶
第5回市民講座の開会です。保坂先生のご挨拶
今回も多くの市民の方が参加くださいました
今回も多くの市民の方が参加くださいました
シンリガクと心理学!?
シンリガクと心理学!?
記憶の世界ではどうなるのか?
意志の世界では、身体が先に支配している?
意志の世界では、身体が先に支配している?
皆勤賞の方に終了証が渡されました
皆勤賞の方に終了証が渡されました