第2回深川市民公開講座が開催されました。(7月29日)
<平成29年度 第2回深川市民公開講座で本学の岩谷豊教授が講演を行いました>
7月29日(土)10:00からから深川市中央公民館で開催された第2回深川市民講座で本学環境農学コースの岩谷豊教授が『魅力がいっぱいの「北海導農業」をもっと知りましょう』と題して講演しました。当日は朝から夏の日差しいっぱいの中31名の市民の方がお集まりくださいました。
最初に食の大切さと北海道を大きく4つに地域を分けると見えてくる特徴や食の環境の変化について話されました。昭和40年代には日本人は平均毎日5杯のご飯を食べていたものが平成18年にはご飯は毎日3杯に減り、肉や乳製品・油の消費量が大幅に増加し、それにあわせて輸入食品量も増加しました現実。これは「日本は足りない農産物を外国の農地を借りて食生活を支えている」とも言えと述べられました。
そして、現在世界には2つの食世界が存在し、1つは「飽食の世界」、もう1つは「飢餓の世界」で、アメリカ人の3人に1人は肥満で苦しんでいる中、飢餓の世界では5秒に1人の子供が餓死しているのが現代の2つの世界である。これらの中で、日本の食糧自給率あげていくのは日本の約1割の農業産出額をもち、耕地面積が全国の約15倍、農家所得が約7倍の北海道の農業であると断言されました。
北海道農業は自然災害との戦いの歴史で有り、それらを克服してきた原動力は、そのとき時の若い力であった。その後、普及指導員として担当された地域農業について紹介され、最後に、この時代将来に向かってやるべきことは何か?食糧供給基地、基幹産業、そして環境を守る役割を担う農業、その農業を次代に継承できるように、みんなで考え行動しましょうと締めくくられました。
お忙しい中、参加していただいた市民の方々ありがとうございました。
次回は9月30日(土)農学ビジネス学科地域振興ビジネスコースの橋本信教授による「北海道のグリーン・ツーリズムの現状と課題」です。奮ってご参加ください。
<第3回 深川市民公開講座>
○日時:平成29年9月30日(土曜日)10:00~11:30
○会場:深川市中央公民館
○演題:「北海道のグリーン・ツーリズムの現状と課題」
○講師:拓殖大学北海道短期大学 農学ビジネス学科 教授 橋本 信
●深川市ホームページ→ 深川市民公開講座のお知らせ
●深川市民公開講座→ ポスター(PDF835KB)