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令和3年度 第1回地域振興特別講座を開催しました。(6月10日) | 拓殖大学北海道短期大学

令和3年度 第1回地域振興特別講座を開催しました。(6月10日)

地域振興特別講座「地域と産業」

令和3年度 第1回地域振興特別講座を開催しました。

講 師:拓殖大学北海道短期大学 客員講師 山崎 勝彦 氏
   (株式会社 道北アークスチーフバイヤー兼グループマネージャー)
講演題:『コロナ禍におけるSM※の役割と惣菜業界の今後』
                      ※SM:スーパー・マーケット

 令和3年6月10日(木)に本学101教室において、今年度初となる地域振興特別講座が開催されました。
 講師の山崎勝彦氏より、食の惣菜市場は、中食(即食型:弁当、テイクアウト等の即商品)を中心に、2009年から2019年にかけて、10年連続のプラス成長(10兆円規模)であったこと。10年間の推移では、コンビニエンスストアが64.1%、・食品スーパー40.3%の増加したこと。世帯人口減少と有職女性の増加による社会的背景が主な要因であり、惣菜業界は一層拡大する見込みであったこと。しかし、2019年10月の消費税増税による「イートインスペース」利用者が激減したこと。2020年コロナ禍による「イートインスペース」の閉鎖は中食を減らすととともに、消費者動向の変化は、青果、食肉、日配、冷凍食品、ドライ商品の売上が伸ばしたこと。買いだめが増え、客単価が上がったこと。など、惣菜業界だけでなく食品業界全般に関する現状を解説されました。また、2021年以降の「Withコロナ」の市場動向予測、「惣菜部門」のあるべき姿を「価値あるおいしさ」と掲げ、「中食」の「おいしさ、利便性、価格」を強化する実例、SDGsの視点からのプラスチック資源リサイクルの取り組みなど、「お客様のニーズと期待に応える」「安心と楽しい買い物」など、社会の様々な変化が業績に直結するスーパー・マーケットの現状と社会的役割を知ることができました。