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2007ミュージカル【いつまでも忘れないから】 | 拓殖大学北海道短期大学

2007ミュージカル【いつまでも忘れないから】

    
    
    
   

第23回拓大ミュージカル「いつまでも忘れないから」は、創立40周年を記念し札幌と深川で公演。

    
   

2007年2月22日(木曜日)札幌市教育文化会館大ホールでの公演は、平日にもかかわらず950人もの人が来場し会場は満員。

   

2007年2月24日(土曜日)・25日(日曜日) 地元深川での公演会場は、深川市文化交流ホール「み・らい」。2日間の公演は今年もまた満員御礼。

動画

ストーリー

華やかな服飾デザインの会社で、いじめを受ける一人の女性。エスカレートするいじめに自ら命を絶とうとした彼女の前に霊界から一人の少年が現われ、手を差しのべる。再び現実の世界へ戻った彼女は、元気を取り戻しデザイナーとしても認められることに。いじめを乗り越えていく主人公の不思議な体験を通して、命と愛、そして勇気ある行動の大切さをうたった作品。

写真集

舞台裏で最後のミーティング。そして衣装・メイク、舞台美術など裏方スタッフも一丸となってステージの成功を誓い合う。

    
   

ステージづくりには舞台美術、衣装、音響、広報など裏方スタッフも欠かせない。みんなしっかりと役割をこなし、一丸となって最高のステージを創り上げる。

    
   

幕が開き、スポットライトを浴びた瞬間、パワー全開。このステージに賭けるありったけの思いが迫真の演技を生み、観客の心を打つ。

 

スタッフ&キャスト

つらかったこと、泣いたこと、そのすべてが心の財産

〈キャスト〉下山 春香 さん(保育科…伊達緑ヶ丘高校出身)
お客様と一体となって楽しめた

ミュージカルを通してできた友達は心を許し合える存在です。表面だけの付き合いとは違い、練習中もお互いの悪いところを隠さずに指摘し合いました。本番ではお客様と一体となって楽しむことができました。

 
〈キャスト〉高橋里実 さん(保育科…根室高校出身)
この貴重な経験を今後の励みに

話すことのできない小さな男の子という役どころだったので、ダンスや歌に加えて手話も練習しました。人前で話すことが苦手だった私にとってミュージカルは本当に貴重な経験でした。みなさんもぜひ体験して。

 
〈キャスト〉片野真奈美 さん(保育科…旭川北都商業高校出身)
褒められることでより一生懸命に

自分で考えた演技がみんなに褒められる。これって凄く嬉しいです。褒められる経験って今までなかったから。褒められることは頑張ることにもつながります。だから子どもを褒めてあげられる先生になりたいです。

 
〈総務・会計〉善生政樹 さん(環境農学科…岩見沢農業高校出身)
みんなのためにできることを全力で

弁当の手配やゴミの分別などさまざまな雑用を引き受け、ミュージカルを陰で支えてきました。みんなのために何ができるか、つねにそればかり考えて・・・。記念すべき札幌公演には胸を張って親や友達を呼びました。

 
〈舞台美術〉友利亘 さん(経営経済科…普天間高校出身)
ゼロから創り上げることが醍醐味

去年はキャストだったので、それを思い浮かべ出演者みんなが安心して舞台に立てるように努力しました。毎回ゼロから創り上げるので苦労は並大抵ではありません。だからこそミュージカルの経験は貴重なのです。

〈客員教授(舞台俳優)〉福沢 良一 先生
学生たちのひたむきな姿に心が洗われます

第10回公演から毎年出演しています。私にとって拓大のミュージカルは、一年の溜まった垢を落とす「浄化」の場ですね。若い学生たちの純粋でひたむきな取り組みに、役者としての原点に立ち返ると同時に、心がきれいに洗われる思いです。私の場合、毎日付きっ切りで指導はできませんが、訪れるたびに学生たちの歌や演技は上達します。お客様に見ていただく以上、うまいに越したことがありません。でもそれ以上に大切なのは、みんなで協力し合い、励まし合い、一歩一歩築いていくその過程にあるのだと思います。幕が閉じた時にこみ上げる涙は、みんなのお陰でやり遂げることができたという、感謝の証です。それはもうきれいな涙です。この幸せな経験、必ず将来に生かしてほしいですね。

 
〈脚本・作曲・音楽監督〉土門裕之 先生(保育科長)
鳴り止まない拍手が彼らの今後の支えに

学生たちが身を持って感動を体験する・・・それが教育の原点ではないか。23年前、そんな思いから始まったミュージカル。第1回公演の幕が下りた瞬間、涙が止まらず、言葉にできない感動に包まれたのを今でも鮮明に覚えています。それから毎年、夢中で指導してこられたのは、学生たちが成長していく姿を見る喜びがあるからに他なりません。人前に出るのが苦手、失敗するのが怖い、と練習場の隅で悩み、泣いていた学生が、周りの支えでどんどん成長を遂げ、本番の舞台で生き生きと輝く・・・。その確かな成長の記録こそがミュージカルなのです。初の札幌公演でも動じることなく精一杯の舞台を務め上げた学生たち。鳴り止まない拍手の音は、彼らの心の中にしっかりと刻まれたはずです。

 
〈演技指導・演出〉前田 順二 先生

練習を通して学生たちは日を追うごとに変わっていきます。殻を破り、成長していく姿を見るのが毎年楽しみです

 
〈ボイストレーナー〉山本 徹淨 先生

「心は熱く、頭はクールに」。情熱的に演じる一方で冷静さも忘れず、今できる精一杯の演技で客席を魅了してほしい。

 
〈ダンス・衣装・メイク指導〉藤井 綾子 先生

芸大でも音大でもなく、短大の保育科の学生が中心となって取り組むミュージカル。だから価値が大きいのです。

 

幕が下りた時の達成感はこれからの人生の大きな支えに。指導してくれた先生とお客様への感謝の気持ちが、止めどない涙となって頬を伝う。

■学生組織(7部門)

  • キャスト/46名
  • 舞台監督/4名
  • 総務・会計/8名
  • スケジュールマネジメント・音響/5名
  • 渉外・広報/9名
  • 衣装・メイク/20名
  • 舞台美術/34名

■指導スタッフ

  • 脚本・作曲・音楽監督/土門裕之
  • ボイストレーナー/山本徹淨
  • 照明/河野哲男(オフィスカワノ)
  • 音響/富田雅之(ウィークエンド)
  • 舞台美術指導・監督/小西修一、藤村健一
  • 教員スタッフ/山田克己、岡健吾、牧野誠一

 

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