Topトップへ

「第55回農業セミナー」を開催しました(12月8日) | 拓殖大学北海道短期大学

「第55回農業セミナー」を開催しました(12月8日)

拓殖大学北海道短期大学 第55回農業セミナー

 第55回農業セミナーを令和3年12月8日(水)に開催いたしました。
 今年度も新型コロナウイルス感染症防止対策を行い、学外参加者につきましては3密を避けるため70名限定の人数制限をさせていただき、別会場でのライブ配信視聴とし、午後から半日日程で開催いたしました。
 開会にあたり篠塚徹学長より主催者挨拶があり、山黒良寛環境農学コース長の司会でセミナーが進められました。
 今回のテーマは、「北短の教育と私の経営戦略~全国、北海道で活躍する北短男子卒業生~」と題し、基調講演含め5人のご講演をいただきました。最初に、基調講演として本学 大道雅之 教授から「北短で学ぶこととは!」と題し先生の人生経験も含め、15年間の北短での指導実践と学生諸君へ「プラス思考の大切さ」「ネットワークづくりの重要性」等をお話しいただきました。
 講演1では、埼玉県狭山市で里芋を中心に野菜栽培を行っている安藤雅広 氏(2011年卒)から「日本一の里芋を全国へ、世界へ」と題し、10年間の農業経験と地域での仲間作り、狭山里芋のブランド化への取り組み等について話され、「失敗を恐れず挑戦!する」姿勢で取り組むようアドバイスをいただきました。
 講演2では青森県弘前市で果樹、水稲栽培農家をしている山本大河 氏(2015年卒)から「独り農業を続けていく為には」と題し、りんご農家として有袋栽培や品種改良による栽培管理の簡略化、山間地から平地農地への移動等の経営改善について話され、「2年間の学生生活で人との出会いを大切にする」ことをアドバイスいただきました。
 講演3では名寄市で水稲、アスパラ栽培をしている安達康治 氏(2010年卒)から「就農10年目を迎えて」と題し、スマート農業の導入や3色アスパラガスのネット販売、大道先生との北短での出会い等について話され、「北短での時間を大切にし、夢と目標を持って」取り組むようアドバイスをいただきました。
 講演4は由仁町で水稲、畑作、野菜栽培をしている川端祐平 氏(2009年卒)から「新しいアグリビジネスを!」と題し、卒業後1年半のアメリカ農業研修参加やそらち南さつまいもクラブによるさつまいもの産地化、合同会社設立によるさつまいも販売、畑作物のドローン防除を請け負う防除組合法人の設立等について話されました。学生にとって卒業生である4氏のお話は、とても興味深く感銘を受け、これからの学生生活、就農に向けての準備の示唆となりました。今回、講演を聴いた学生の中から、地域のリーダーとして活躍し、いつの日かセミナーで講師を務めてくれる卒業生が出てくることを期待します。
 講演終了後、田中英彦副学長の司会により講演者5名に参加していただき、「北短での教育と地域の活性化について」と言うテーマで、パネルディスカッションが行われました。会場からは学生達の積極的な質問もあり、また、ライブ配信されている別会場からもリモートでの質問もあり有意義な時間となりました。
 最後に、山黒良寛環境農学コース長から閉会の挨拶があり、セミナーは無事終了しました。
 本学は、創立以来農業後継者をはじめとする農業の担い手を養成することを基本使命としてきました。今後とも未来を切り開く農業の担い手の育成に努めて参りますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

~当日の様子をご紹介~

講師の方々の講演の写真と共に、ZOOMを使用した講演の内容や会場の雰囲気を下記の動画アーカイブ(YouTube)より是非ご覧ください。



司会の山黒コース長
本番直前の講師の皆様(本学卒業生)
篠塚学長挨拶
101教室での一般参加者
クリスタルホールでの参加者
大道雅之教授の基調講演~その1
大道雅之教授の基調講演~その2
安藤雅広氏の講演~その1
安藤雅広氏の講演その2
山本大河氏の講演~その1
山本大河氏の講演~その2
安達康治氏の講演~その1
安達康治氏の講演~その2
川端祐平氏の講演~その1
川端祐平氏の講演~その2
パネルディスカッション~別会場とZOOMを使用して
パネルディスカッション~司会_田中副学長
会場からは多くの質問が
積極的な質問も。
盛会裡に第55回農業セミナーは終了しました
セミナー無事終了しました~記念撮影~