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日本語コミュニケーションⅠ(留学生科目) | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

日本語コミュニケーションⅠ(留学生科目)担当: 藤田 守

開講コース

地域振興ビジネス 1年次 前期

目的と内容および到達目標

円滑なコミュニケーションには自然な日本語の「音」の把握が当面の重要課題である。正しい発音と基本語彙、構文力をひとつひとつ確実にするため、発音の仕方を充分理解し、「聞く」「発音」の動作をくり返し「音」に慣れることに、授業の力点を置く。テキストの音声教材のシャドーウィング(発音の聴取と同時に復唱)やディクテーション(書き取り)によるヒアリングの訓練、他の授業科目でも求められるプレゼンテーションの練習も合わせて行う。 
到達目標は以下のとおりである。
・具体的な課題解決に必要な情報を聞き取り、次に何をするのが適当か理解できる
・事前に示されている聞くべきことをふまえ、ポイントを絞って聞くことができる
・テキスト全体から話者の意図や主張などが理解できる
・イラストを見ながら、状況説明を聞いて、適切な発話が選択できる
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
④教育 ⑧成長・雇用 ⑪都市 ⑰実施手段  

授業計画

[前期]
1.ガイダンス・第1課 富士山
2.第1課 問題
3.第2課 信号の話
4.第2課 問題
5.第3課 隠れキリシタン
6.第3課 問題
7.第4課 水族館
8.第4課 問題
9.第5課 ゴリラの食事
10.第5課 問題
11.第6課 東京の温泉
12.第6課 問題  
13.第7課 失敗学
14.第7課 問題
15.第8課 札幌のお祭り

単位数

1単位、授業回数:15回

講義の進め方

授業は日本語で演習形式により進めるため、新出語句、発音などは十分に準備して望むと効果的である。復習と予習は、テキストのCD音声教材をよく聴き、復唱し、音声から自然な日本語をインプットする方法で実施すること。各課の全文の書き取りを毎回の宿題とし、次の授業の際には提出すること。

試験と成績評価

評価は課題提出状況(50%)、授業中の質疑応答(50%)により判定する。その内訳は到達目標1・2・3・4をそれぞれ問題A,B, C,Dにより判定する。学習の到達度を客観的に把握するため、日本語能力試験(7月)またはJ.TEST日本語検定(7月)の受験が必須となる。なお、携帯電話やスマートフォンの無断使用や教員の指示に従わないものは退場させ欠席とする。全授業回数の2/3未満の出席の場合はF評価の対象とする。

担当教員から受講生諸君へ

語学科目1単位の取得には授業と自習を合わせて最低45時間が必要であると定められている。これに従い本科目の目標達成のためには、1日最低2時間は日本語の勉強時間を確保し、毎日勉強すること。予習復習そして暗記が鉄則である。このとき必ず付属のCDを用いること。これらは検定合格には必須要素である。演習はそれを前提に行う。授業には国語(日本語)辞典を持参すること。また、大学の授業は日本語学校とは異なることを自覚すること。

使用教材

教科書 :学習状況を把握の上、教材を選択するので、ガイダンスにおいて教員と相談すること。
『留学生のためのアカデミック・ジャパニーズ聴解〔中 級〕』スリーエーネットワーク
参考書 :『留学生のためのアカデミック・ジャパニーズ聴解〔中上級〕』スリーエーネットワーク