保育実習Ⅰ担当: 保育学科 専任教員
開講コース
保育学科 1・2年次 前・後期
目的と内容および到達目標
本実習は、保育士資格取得のための必修科目である。保育所や社会的養護施設、障害児(者)関係施設の実習を通して、その役割や機能、保育士の業務内容や職業倫理について学ぶ。子どもや利用者の実態を理解するとともに、保育や支援に当たる保育士の活動を観察し、保育や養護について実践的に学ぶことを目的とする。
到達目標は以下のとおりである。
・保育所や社会的養護施設、障害児(者)関係施設の役割や機能を理解している。
・子どもや利用者との関わりを通して、保育、養護、支援等の実際を観察し記録することができる。
・保育士の業務内容や職業倫理、保育や支援の計画や評価について理解している。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
①貧困 ③保健 ④教育 ⑤ジェンダー
授業計画
[1年次保育実習(保育所)]
【実習期間】10日間
【実習時期】 8月下旬~9月初旬
【実習先】保育所
【主な実習内容】
・保育所の業務を体験したり子どもと関わったりして、子どもの発達について学ぶ。
・子どもとのコミュニケーションについて、実践を通して学ぶ。
・子ども理解に基づき、保育計画の立案と保育所の実践的な取り組みを観察する。
・実習日誌等の記録や指導担当者の助言をもとに、保育所の役割や機能を確認する。
・保育所が展開する地域の子育て支援事業等の活動を観察し、地域の子育て支援の取り組みやニーズなどを理解する。
・保育士としての業務・職業倫理を学び、自己目標を明確にする。
[1年次保育実習(施設)]
【実習期間】10日間
【実習時期】 2月下旬~3月初旬
【実習先】社会的養護施設、障害児(者)関係施設
【主な実習内容】
・ 社会的養護施設、障害児(者)関係施設での業務を体験し、利用者とのかかわりを通して支援の内容や方法について理解する。
・ 利用者とのコミュニケーションについて、実践を通して学ぶ。
・ 実習日誌等の記録や指導担当者の助言をもとに、社会的養護施設、障害児(者)関係施設の役割や機能を確認する。
・ 社会的養護施設、障害児(者)関係施設の地域における役割、具体的な活動内容を理解する。
・保育士としての業務・職業倫理を学び、自己目標を明確にする。
単位数
4単位
講義の進め方
・保育所の実習は、原則として保護者住所(自宅)から通勤が可能な実習先を選択し、10日間の実習とする。
・施設の実習は、北海道内の社会的養護施設、障害児(者)関係施設から実習先を選択し、原則として住み込みで10日間の実習とする。
試験と成績評価
実習日誌の記述内容(20%)、実習先による評価(30%)、実習に必要な課題や提出物(30%)、実習の振り返り(20%)
担当教員から受講生諸君へ
「保育実習指導Ⅰ」等での事前学習をふまえ、積極的に様々な活動に取り組むことが重要である。社会人としての自覚をもち挨拶・言葉使い・身だしなみ等の基本的マナーに留意し、また実習期間中の健康管理に十分気を付けてほしい。
使用教材
実習に係る書類や日誌等は、適宜配付する。