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キャリア技能Ⅵ(ガス溶接技能) | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

キャリア技能Ⅵ(ガス溶接技能)担当: 生方 雅男(うぶかた まさお)

開講コース

環境農学 1・2年次 前・後期

目的と内容および到達目標

可燃性ガス及び、酸素を用いて行う溶接、溶断の作業は、各現場において広く行われており、これらの作業中に使用される装置の欠陥や作業方法の不適正などにより、大きな爆発や火災がしばしば発生している。農業現場においても各種機械・施設の修理・作成に溶接技能は欠かせない。
このような見地から、労働安全衛生法第61条に基づく労働安全衛生規則では、可燃性ガスと酸素を用いて行う金属の溶接・溶断・加熱の作業に従事する者は、原則としてガス溶接技能講習の修了者でなければならないことになっている。本授業は、学生のキャリアアップを図るため同技能講習を実施する。

到達目標は以下のとおりである。
・ガス溶接、溶断の作業に必要な知識、技能の習得により安全な作業が行える。
・労働安全衛生法によるガス溶接技能講習修了証の取得。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ④教育 

授業計画

出張技能講習依頼先の教習センタのカリキュラムによる。

1日目
学科 設備の構造・取扱いの知識、可燃性ガス及び酸素の知識について
学科 関係法令
学科試験

2日目
演習 ガス溶接等の設備の取扱い実技

単位数

1単位、授業日数:2日

講義の進め方

研修の時期は前期の実習補講期間の土、日曜日の2日間に実施する。年度初めに開講時期を知らせる。本学にて出張技能講習を依頼する教習センタ講師で行う。
事前に受講説明会(昼休みに開催)を開き、受講申請書の書き方を指導するので必ず参加すること。受講説明会の日程は掲示板に張り出すので見落とさないこと。
受講申請時(昼休みに開催)には、受講費用、本籍のわかる住民票(初めて受講する場合)、自動車運転免許証、免許サイズの証明写真2枚が必要なので必ず持参する。

試験と成績評価

教習センタの授業を受講し、学科試験・技能取り扱いに合格した者は、労働安全衛生法によるガス溶接技能講習修了証が交付されるとともに「キャリア技能Ⅵ」1単位を付与する。

担当教員から受講生諸君へ

技能講習は出張講習の形を取っており、学外の教習センタ講師の指導を受けるので、学生らしい態度、実技の出来る服装が必要。遅刻をすると受講できないので注意すること。
1,2年次に自分にあったときに受講可能であるが、年1回の開講であるので開講時期がいつになるのか注意が必要。受講費用は教科書、試験費込みで18,000円である。

使用教材

教科書 :ガス溶接技能教本((株)PEO建機教習センタ)
参考書 :