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アウトドア同好会・秋の山野草観察会が行われました。(10月6日) | 拓殖大学北海道短期大学

アウトドア同好会・秋の山野草観察会が行われました。(10月6日)

アウトドア同好会・秋の山野草観察会

令和元年10月6日(日)、アウトドア同好会の秋の山野草観察会が深川市内の山中で行われました。最低気温が2.9℃まで下がり秋の深まりを感じる深川ですが、日中は秋晴れの素晴らしい1日となりました。

 
参加者は、環境農学コースと地域振興ビジネスコースの1、2年生6名、指導の古屋先生、顧問の田中先生、そしてサポート隊の農場と事務部の皆さんです。

 まずは、カラマツ林の入り口を偵察してみると、すぐ目の前に落葉キノコ(ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属のハナイグチ(学名Suillus grevillea )がニョキニョキと生えているではないですか!こんなに群生しているのは珍しい!!先週後半の降雨と朝晩の冷え込みが発生を促したようです。

 さっそく、古屋先生から採取方法の講義です。そっとキノコの柄を持って取り上げ、下についた枯葉を取り除いて袋に入れます。短時間で皆さんの今晩のおかずが採れました。

 続いては、コクワ(マタタビ科マタタビ属のつる性植物サルナシの実のこと、学名:Actinidia arguta )です。白樺などの木にからんでいるため、はしごに登って、高枝切りバサミを使ってとります。

 まとまって実のついた枝ごと切り取ろうとしますが、今年は熟度が進んでいるため実がポロポロと落ちてしまい、落ちた実を拾うのも一苦労。でも食べてビックリ、キウィフルーツに似た甘さ抜群の味に学生たちは歓声をあげます。古屋先生が持参した糖度計で測定してみると、なんと19.9%!!学生の言葉、「これは麻薬的な味だ!」。

 最後は、ヤマブドウ(ブドウ科、学名:Vitis coignetiae)と格闘。今年のブドウは、平地でも豊作のようですが、山も驚くばかりの実の付き方です。手の届く範囲でも採取できましたが、最後の鈴なりの木を発見!木登り上手が大活躍です。こちらの糖度は16.5%。ちょっと酸味が強いですが、皮をかみしめると深みのある味わいです。


 落葉キノコ、コクワ、山ぶどう、すべて大豊作となり、学生も職員も大満足の観察会(?)でした。コクワのジャムを作るなど、帰ってからも大いに楽しみましょう!




番外編:

 こちらは、みごとなベニテングダケ(紅天狗茸、ハラタケ目テングタケ科テングタケ属のキノコ、学名: Amanita muscaria)。毒抜きすれば食べられるようですが、今回はそっとして置きました。