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学長より学生の皆さんへ「平成28年新春メッセージ」 | 拓殖大学北海道短期大学

学長より学生の皆さんへ「平成28年新春メッセージ」

平成28年 新春メッセージ
 ~ 学生の皆さんへ ~

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹

年頭に当たって 

 新年明けましておめでとうございます。雪に囲まれた厳しい冬の景色のなかで、皆さんはどのような新年を迎えられたでしょうか。

 本学は昭和41年にここ深川の地に創設されましたが、本年3月をもって創立50周年を迎えることになりました。半世紀もの間、本学は地域とともに歩む大学として歴史を重ね、今や地域に無くてはならぬ存在として成長を遂げ、さらに前進しつつあります。本学を巣立った卒業生は、北海道はもとより全国各地で活躍をしておられます。留学生もまた、卒業後母国などでそれぞれの道を逞しく歩みつつあります。歴代の教職員の方々は本学の発展に多大の貢献をなされましたが、現在も暖かく本学を見守っておられます。

 本学は建学の精神を旨としながらときどきの時代の要請に柔軟に対応しつつ今日に至っていますが、その間に培われた学生の想いや行動が本学特有の伝統を生み出しつつあると実感しています。それは、広いキャンパスで学んだ感動と成長の体験によって生涯忘れ得ぬ原風景が紡ぎ出される校風です。

 昨年12月パリにおいて地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」が採択されましたが、今や地球環境を守る動きが一段と強まっています。日本では昨年も全国各地で自然災害が相次ぎました。5年前の3月に発生した東日本大震災のときは言うまでもなく、大災害が起きる都度全国各地から大学生を含む多くの人々が駆けつけてボランティア活動を行っています。本学は奉仕の精神を重視していますが、皆さんには学びの一環として災害時などにボランティアとして参加する心構えを持つことを期待しています。

 一昨年のカリキュラム改革を契機として、本学は一段と地域との結びつきを強めています。本学が地域における“知の拠点”として多くの発信をしていくことは当然ですが、学生の皆さんも学んでいる学科やコースの特色を活かしながら、地域の様々な行事に参加し、自ら地域に働きかけて企画・実践することが必要です。私たち教職員は、そのためのサポートを全力でいたします。

 学生の皆さん、かけがえのない青春の2年間を本学で過ごすことの意義を大いに噛みしめてもらいたいと思います。本学で学ぶことによって各自が有している豊かな能力が可能な限り引き出されるように、皆さんが真剣に授業に臨み、サークル活動など課外においても生き生きと能力を発揮することが大切です。教室の内外で学ぶ多様な学生生活は、皆さんの長い人生を実り豊かにする貴重な助走期間になることでしょう。

 本年が皆さんにとって希望に満ちた明るい良い年であるよう、心から願っています。