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北海道ラッカセイサミット2022を開催しました。(8月22日) | 拓殖大学北海道短期大学

北海道ラッカセイサミット2022を開催しました。(8月22日)

拓殖大学北海道短期大学「北海道ラッカセイサミット2022」

 8月22日(月)札幌市豊平の北海道農業専門学校(八紘学園)試験栽培圃場に全道から約40名の参加者が集まり北海道ラッカセイサミット2022を開催いたしました。当日は天候にも恵まれ、農場見学日和となりました。最初に主催者として拓殖大学北海道短期大学農学副学長の田中英彦教授から開催の挨拶をいただきました。「ラッカセイサミットは2016年から本学主催行事として、夏には現地見学会、冬には情報交換会を開催し、コロナ禍で開催が難しくなっていますが、7年目を迎えることが出来ました。」
 開会後、開催地の八紘学園 桑原 眞人理事長から挨拶をいただき、馬場教学部長より八紘学園について、野菜科科長より実際にハウスにて本年のラッカセイ栽培についての状況と課題など説明していただきました。
 栽培初年にも関わらず、品種は「なかてゆたか、Qナッツ、おおまさり、おおまさりNEO、郷の香」と多品種栽培されており他作業との重複のなか適期管理や今後の収穫のタイミングの課題などがありました。
 現時点での着鞘数や根の状況などを確認させていただき、適期の管理、根粒菌と石灰の重要性など改めて学ぶことが出来ました。
 次に岩見沢落花生研究会副会長の本居農場を見学させていただきました。
品種は主に「郷の香」でハウスと露地栽培で栽培され、独自の栽培法も紹介され、草丈の高さ、葉のサイズに参加者は驚いていました。
 また、本居圃場をお借りしての情報交換会では、千葉県の株式会社 小林商事の小林代表取締役から、北海道産ラッカセイへの期待と需要についてなど、芽室ピーナッツ藤井さん、石狩落花生研究会秋田谷さん、渡辺農事株式会社安達所長からも栽培情報と、全道を挙げて北海道ラッカセイを盛り上げようとする思いを確認することができる、熱のこもった情報交換会となりました。
本年から、ラッカセイは北海道の主力動産品目に新たな戦略品目として加わりました。拓殖大学北海道短期大学では、退官された大道教授が16年前からラッカセイ栽培に取組んでいます。これを繋ぎ北海道をラッカセイの一大産地へとするお手伝いが出来ればと考えています。

主催者として開会のあいさつをする田中副学長
開催地の八紘学園 桑原 眞人理事長からのあいさつ
八紘学園 山口野菜科科長より本年の栽培状況などについて説明
岩見沢落花生研究会副会長の本居氏からの説明
芽室ピーナッツ藤井氏からの情報提供
最後に着任のあいさつと、今後のラッカセイサミットへの思いを込め、上西助教が閉会のあいさつをし盛会のうちに終了いたしました