「ラッカセイサミット2019 in 十勝」を開催しました。(8月19日)
「ラッカセイサミット2019 in 十勝」
8月19日(月)13:00~芽室町の芽室公園に全道各地から集まった75名の参加者で「ラッカセイサミット2019 in十勝」を開催いたしました。当日は晴天ではありませんでしたが涼しい中での開催となりました。
最初に主催者として拓殖大学北海道短期大学農学ビジネス学科長の田中英彦教授から開会の挨拶をいただきました。「ラッカセイサミットは2016年から本学主催行事として、夏には現地見学会、冬には情報交換会を開催してきて、今回で4回目の現地見学会になりました。今までは、空知・上川地域を中心に行ってきましたが初めて十勝での開催となりました。」
開会式終了後に早速現地に移動して、「十勝グランナッツLLC十勝落花生生産グループ」代表の藤井信二氏の圃場を視察しました。1haのほ場に整然と栽培されているラッッカセイを見て、参加者の多くは感激の面持ちでした。藤井氏から栽培経過を聞き、同じ十勝ラッッカセイ生産者グループの高田昌樹氏ほ場を次に見学しました。高田氏は本学のOBです。20aの圃場に藤井氏と同じく郷の香を栽培しています。十勝ラッッカセイ生産者グループでは約3haの栽培面積になり、収穫後はゆでラッカセイや加工品の販売を目指しているそうです。
最後に帯広畜産大学の研究圃場を視察しました。6品種の品種比較や自家採種種子の比較、マルチを使用しない栽培方法の検討などを行っています。場所を東屋のある広場に移し、情報交換を行いました。本日参加がなかった石狩の栽培状況や、深川での本学の栽培状況を大道先生から情報提供しました。岩見沢落花生研究会からはハウス栽培と露地栽培の現物を持参した中での情報を受けました。今週中にハウスは収穫が始まるそうです。
最後に、筑波大学イノベーションセンターの直井氏から茨城県のラッッカセイ栽培の現状と問題点、そして今後の課題について情報提供を受けました。その中では、地域の特性に合った品種育成や栽培法の検討の取り組みが必要で、日本全体で国産落花生栽培の復活のチャンスと激励をいただきました。
閉会に当たり本学の山黒良寛教授から閉会の言葉として「これを機会に各地の連携と情報共有、問題点の洗い出しなど課題は多いが可能性を秘めている」との言葉でしめていただき無事にラッカセイサミット2019in十勝は終了いたしました。
参加された生産者、関係機関の皆様ありがとうございました。
帯広畜産大学秋本正博先生、十勝ラッッカセイ生産者グループの皆様、筑波大学イノベーションセンターの直井弘典様本当にありがとうございました。
本学では明年冬の情報交換会を開催するべく準備を進めていく予定ですので、そのときは皆様のご参加をよろしくお願いいたします。










