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北海道ラッカセイサミット2018を開催しました。(8月31日) | 拓殖大学北海道短期大学

北海道ラッカセイサミット2018を開催しました。(8月31日)

<拓殖大学北海道短期大学「北海道ラッカセイサミット2018」>

平成30年8月31日(金)旭川市永山町11丁目の宮下農園に全道から約35名の参加者が集まり北海道ラッカセイサミット2018が開会しました。宮下農園では約10年前からハウスでラッカセイ栽培を開始しました。試行錯誤の中、品種は「郷の香」を使用し、4月下旬~5月下旬に13棟のハウスに順番に播種し、お盆過ぎから収穫を開始、10月の初めまで収穫します、生ラッカセイ、茹で落花生や煎り落花生に加工して販売しています。今年は天候の関係でラッカセイの着果が今ひとつとのことでした。
 次に旭川市神居町にある旭川市農業センターのラッカセイ栽培試験を見学しました。担当者の佐藤係員から旭川市内でも少しづつラッカセイ栽培者が増えてきており、移植栽培方法の試験を行っている圃場の説明を受けました。品種は「郷の香」を使用した育苗期間、マルチの種類の試験です。結果は今後出るとのことでした。
 最後に本学のラッカセイ圃場の視察です。本学農場前の駐車場で篠塚学長から歓迎の挨拶を受けました。拓殖大学北海道短期大学では12年前からラッカセイの栽培試験に取り組んでいます。今年は平畦栽培における被覆資材試験と品種の展示を行っています。しかし、6月中旬にカラスによる鳥害を受け、被覆区以外は全て再播種を行いました。被覆区の生育も思わしくなく、草丈は昨年の7割で、株当たり着果数は5割に程度です。安定栽培のためには、マルチ栽培が欠かせない点など再確認されました。また、意見交換では、明年2月に札幌でラッカセイの情報交換会を開催する予定であることや各地の栽培情報の提供などが話されました。
 今年のサミットは圃場見学中心でしたが、参加された方々の熱心さが伝わってくるサミットとなりました。

宮下農園でラッカセイサミット2018が開会
宮下農園でラッカセイサミット2018が開会
宮下さんに熱心に質問される参加者
宮下さんに熱心に質問される参加者
旭川市農業センター試験圃場を視察
旭川市農業センター試験圃場を視察
篠塚学長が歓迎の挨拶をされました
篠塚学長が歓迎の挨拶をされました
拓大のラッカセイ圃場、生育が良くないです
拓大のラッカセイ圃場、生育が良くないです