平成28年度農業研修が無事終了しました。
全体としては、7月27日から始まり15日間にわたる農業研修が本日をもって無事終了しました。
初めに、この度の東北・北海道水害で被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。とりわけ、十勝地方や南富良野地域ではこれまでにない水害被害で、山崩れや河川氾濫により堤防や橋梁が破壊され、道路や水道などのインフラが寸断されており、収穫直前の農作物も多大な被害に及んでいることがたびたび報道されております。今回、お世話いただいた研修先の皆様が被災されていないかと心配しております。
被災された皆様には心からお見舞い申し上げ、迅速な復旧を祈念しております。
さて、本学の農学ビジネス学科環境農学コースでは「農業研修」が必修科目であり、2年生になると、農業研修に行くまでの事前学習、農家や農業に関わる法人などでの研修、さらに、事後研修を実施しております。また、研修先は本学の学生に大変熱心に指導していただいている農業者の皆様で、農産物の生産技術や農業経営に渡る幅広い知識や経験をお持ちです。本学生にとっては、真夏の大変きつい時期ですが、このときの経験が一生役に立っており、卒業生の中には当時の研修日誌を大事に保管し、今でも見返している卒業生もおります。このような充実した農業研修が本学にあることも本学を目指す理由にもなっています。お世話になった指導者の皆さん、さらに、お食事をお世話いただいたご家族の皆さん、共に、作業をご一緒し、ご指導いただいた従業員の皆様にも心から感謝いたします。
そこで、農業研修終了に当たって、北海道の各ブロック毎に研修していた学生の様子を写真及び各地域の農産物の生産及び各地域の農業事情などをダイジェストで数回にわたってお送りします。
<石狩・日胆ブロック>
毎年のことですが、どの研修生もドキドキしながら指導者のご家族と初顔合わせをし、農業の厳しさ・楽しさを研修農家から教わります。写真は研修7、8日目の様子です。今年はどの地域も生育が遅れたため、8月に仕事がずれ込み、忙しい様子です。農作業や生活にも慣れてきて、研修生の笑顔も見えます。
石狩管内は露地野菜農家が多く、毎日、収穫と出荷調整を行います。キャベツ、トウモロコシなど今がかき入れ時です。どの拓大生も日によく焼けています。
胆振・日高管内は、道内でもハウスを使用した野菜の周年栽培が盛んです。ミニトマト・大玉トマト・ニラの収穫と管理作業に追われます。