北海養液栽培(植物工場)研究会の現地視察見学会に参加しました。(8月20日)
8月20日に大道ゼミ+αで北海養液栽培(植物工場)研究会の現地視察見学会に参加しました。深川の北短から朝早くマイクロバスで出発し、9:30~札幌の丘珠にあるアドワンファームに集合しました。 当日は北海道養液栽培研究会主催の現地見学会です。全道各地から生産者や試験場関係、各メーカ関係者など総勢80名に達しました。 アドワンファームでは地球から離れた栽培ベンチに養液栽培でミツバやベビーリーフ、バジルなど20数品目の洋菜が栽培されており、毎日3000パック物野菜が全道各地に出荷されています。初めて見る学生には驚きが多かったようですが、大道ゼミ2年生は落ち着いた様子でした。北短でも同様の養液栽培で試験に取り組んでいます。
2件目は、苫小牧市にある苫等工業団地に建設された高軒高のフエンロー型連棟ハウスでトマトとベビーリーフ栽培を行っているJファームです。ここではトリジェネレーションを取り入れ天然ガスを利用した発電。熱利用・CO2利用を行っています。1.5haある連棟ハウスに目を見張り、一斉に育っているベビーリーフやトマト栽培では土耕栽培の約3~5倍の収量を上げているとのことでした。残念ながら企業秘密とのことで栽培状況の写真撮影は出来ませんでした。
3件目はJファームのすぐ隣に建設された苫東ファームです。ここは地元の企業や特区も出資をしている植物工場です。約2haでイチゴ栽培を行っています。丁度半分程度は一季なりのイチゴの植え替えの準備中で、残りの半分程度が四季成りの品種を栽培していました。 本学で試験栽培している同じ「すずあかね」が使われているとのことです。
あさから夕方の4時まで北海道の養液栽培の最先端を視察することが出来ました。学生達は、疲れは大きかったようですが、それ以上に学んだことも大きかったことでしょう。 本学では今後も実学、実践教育の一環として視察研修に参加していく予定です。