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環境農学コース、畑作実習の視察授業(6月19日) | 拓殖大学北海道短期大学

環境農学コース、畑作実習の視察授業(6月19日)


  この日の畑作実習前半は深川市農業センターとメム地区で畑作物を栽培する柏木さんを視察学習しました。
  農業センターでは深川地区を担当する普及センターの横山氏から農業センターの圃場で取り組んでいる実験内容の説明を受けました。小麦は高タンパク&多収品種と日本麺用で耐病性を持つ品種の現地適応性を検討していました。ばれいしょではウイルス株の抜き取りのための見本株を栽培していました。ウイルス検定のために毎年10万円程度かかるそうです。深川市には種いも生産団地があります。この圃場で目あわせをし、優良種いもの生産につなげます。このほか麦の栽培実験、そばの品種実験を見学しました。このような実験圃場はたいていの市町村に設置されてており、新しい品種、技術の発信地としての役割を果たします。

1横山氏による説明
横山氏による説明

2麦の品種比較
麦の品種比較

3施肥法の実験もしてます
施肥法の実験もしてます

4ジャガイモウイルス目あわせ圃場
ジャガイモウイルス目あわせ圃場

5柏木氏自宅前で説明を受ける
柏木氏自宅前で説明を受ける

6説明を聞く学生
説明を聞く学生



  後半は農家視察です。十勝、網走のように大規模畑作にはない工夫を学びました。その一つが大豆収穫前の畝間播種です。防除機を使って上から上手に種子を播くそうです。麦の連作は2年まで、3年になると収量、品質が著しく低下するそうです。学生の中には「家は3年連続麦の圃場もある。見習わなくては」との感想も聞かれました。