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~学生の皆さんへ~ 令和3年度 新学期メッセージ | 拓殖大学北海道短期大学

~学生の皆さんへ~ 令和3年度 新学期メッセージ

~学生の皆さんへ~
令和3年度 新学期メッセージ

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹

新学期に当たって

 令和3年度の新学期が始まりました。雪の季節が終わり、深川の地にも本格的な春がめぐってきました。コロナ禍のもとではありますが、まずは広大なキャンパスを眺望しながら英気を養い、元気に新学期をスタートさせましょう。

 新型コロナ感染症がいまだ終息していないために、入学式は出席者を新入生だけに限定して行われましたが、是非新入生の皆さんのご理解を得たいと思います。本学の教職員は、皆さんが安全で安心な環境の中で勉学等に勤しむことができるように全力を尽くします。そのうえで、本学が設定している感染予防対策を遵守するようにお願いいたします。

 本学は創立55年目を迎えましたが、北の大地深川市に腰を据えた地域になくてはならない短期大学として、ますますその存在感を増しています。歴代の卒業生や教職員の方々は、ひたすら魅力ある大学づくりに邁進し、本学の歴史を作ってこられました。創立以来、農業系、経済系、幼児教育系という3本柱をもとに学科・コースが運営されてきましたが、時代の要請に応えながら学科編成やカリキュラム内容が巧みに改善され、本学で学んだ有為な人材が社会に踏み出していきました。皆さんの先輩方は、多方面において立派に活躍しておられます。

 本学の小規模な収容定員は、皆さんが学ぶ環境を快適にしていると思います。大都会にある規模の大きい大学と異なり、昨年度はコロナ禍のもとでも小規模大学としての有利性を遺憾なく発揮して、一定の対面授業が可能でした。本学では、学生同士や教職員との人間的な距離が近く、自然と親近感が生まれ、お互いの信頼関係も築かれていきます。おのずとキャンパス内の風通しも良くなり、明るい雰囲気に包まれます。学生も先生もみんな明るく笑顔で挨拶を交わしていますが、新入生の皆さんもすぐこの様子に慣れて元気に挨拶を交わすようになるでしょう。

 学生の本分は学業にありますが、クラブ活動などの課外活動も盛んに行われています。適度なクラブ活動は、勉学にも良い影響を与えるでしょう。ただし、昨年度はコロナ禍のために自由な活動は著しく制限され、現在の2年生は大変不自由な思いをしました。本年度は自由度が増すことを期待しています。近年女子バスケットボール部やバトミントン部は、北海道の内外で優勝等の実績を挙げています。他の体育系クラブや文系クラブの活動も活発です。ビブリオバトルの活動も貴重です。本学最大の対外公演である拓大ミュージカルは転機を迎えていますが、学科横断的に多くの学生が参加する活動で、改革を加えながら今後も続いていくことでしょう。

 今日まで本学を暖かく見守り受入れてくださっている地域の方々のご支援とご協力は、本学が発展したきた大きな要因です。地域の方々と交流することによって、学生生活をより豊かにしてください。

 早速履修登録をしなければなりませんが、皆さんが困らないように懇切丁寧にオリエンテーションをしますので、納得のいく科目選択をしてください。分からないときには、どんどん担当者や担当窓口に質問してください。友人や先輩と相談することも良いでしょう。長い人生において本学で学ぶ2年間は長くはありませんが、貴重な忘れえぬ2年間の学びになることを願っています。

 皆さんが、心身ともに健康で溌剌と新学期を始めることを心から願っています。