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令和3年度 新学期メッセージ ~地域の方々へ、一般の方々へ~ | 拓殖大学北海道短期大学

令和3年度 新学期メッセージ ~地域の方々へ、一般の方々へ~

令和3年度 新学期メッセージ
~地域の方々へ、一般の方々へ~

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹

ご挨拶

 地域の方々並びに一般の方々には、常日頃大いなるご支援とご協力を賜り、心から御礼申し上げます。弊学は、本日166名の新入生を迎え入学式を挙行いたしました。北海道内をはじめ全国各地からの日本人学生に留学生を加え、希望に溢れた元気一杯の若者や向学心に燃えた社会人学生が揃いました。私たち教職員は、学生たちの期待に応えるために、一層身を引き締めて全力で教育力を発現し成果を挙げるように努めます。

 なお、依然として終息していない新型コロナウィルス感染症に対応するため、入学式は新入生のみを対象として執り行い、ご来賓にはご来場をいただきませんでした。全国共通の事情に鑑み、式の規模を縮小したことについてご理解をお願いするとともに、申し訳なく、お詫び申し上げます。また、弊学は学生が安心安全な環境のもとで勉学等に勤しむことができるように万全のコロナ禍予防対策を敷いています。その一端を弊学ホームページに掲載していますので、ご関心のある方はどうぞご覧ください。

 弊学は、昭和41年の創立以来足かけ55年、ここ深川の地において短期大学として実践教育に励んでまいりました。地域の方々やご関係の方々の長年にわたる熱いご支援とご協力があったからこそ、今日まで意義ある歴史を重ねることができたものであり、改めて深く感謝申し上げます。

 創立以来農業系、経済系、幼児教育系の3本柱を堅持していることは、弊学の最大の特色であり、誇りとするところでもあります。近年では3本それぞれの関連性を強め、教育範囲を広げています。

 「農学ビジネス学科」の「環境農学コース」においては、農業後継者など農業に従事することを目指す者には濃密で専門的な農業教育を施す一方、文系の農業人材を育成する履修科目体系も提供しています。そのため、本コースでは、農業の基礎を学んだうえで、生産・加工・流通・法人経営などを学ぶ幅広い体系を整えて学生の要望に応じています。なお、拓殖大学国際学部農業総合コースの長期履修生受入れは10年目を迎えましたが、この試みも文系の農業人材育成の一環です。

 「農学ビジネス学科」の「地域振興ビジネスコース」においては、深川市をはじめ地域の町々をフィールドに産官学が協働して地域振興に寄与するモデルを体系的に学び、それを基礎に行う実践と成果を重視しています。また、環境農学コースとの共通科目である農産物利用学や食品・農産物流通論などを学んで、実験・実習農場で収穫した農産物や農産加工実習室で加工した商品を販売する試みも増やしています。なお、4年制大学への編入学を希望する学生には、志望に沿った手厚いサポート体制を敷いています。

 「保育学科」では将来の目標や自分の適性に合わせて選べる3コースのもと、応用力を高める実践的な演習を通して、現場で愛される人材を育てています。さらに保育学科では、指定科目の履修で取得できる保育士や幼稚園教諭免許、社会福祉主事任用資格、幼児体育指導者資格、おもちゃインストラクターなど、希望の就職と直結する資格の取得が可能です。道具や教材の自作で子どもの感性を育む能力を身に着ける「造形表現コース」、子どもを惹きつけ信頼を得る豊かな表現力を養う「身体表現コース」、音楽の素養を活かしながらリトミックによる教育法を学ぶ「幼児音楽教育コース」において、それぞれの特色を十分取り入れた授業を展開しています。

 拓殖大学北海道短期大学は、創立以来55年目に入りました。皆さまに愛され信頼される大学をモットーとして、ひたすら大学教育に邁進してまいりました。私たち教職員は日々精励して学生と心底から向き合い、良き人材を育成いたします。どうか、引き続き変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。