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学長より地域・一般の皆様へ「令和2年度新学期メッセージ」 | 拓殖大学北海道短期大学

学長より地域・一般の皆様へ「令和2年度新学期メッセージ」

令和2年5月25日

令和2年度 新学期メッセージ
~地域の方々へ、一般の方々へ~

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹

ご挨拶

 地域の方々並びに一般の方々には、日頃変わらぬご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。弊学は、本年度新たに213名の新入生を迎え入れました。北海道内はもとより全国各地からの日本人学生に留学生を加え、希望に燃えた元気一杯の若者や向学心に溢れた社会人学生が集いました。新入生の希望と期待に応えるために、私たち教職員は一層気を引き締めて全力で教育力を発現し成果を挙げ、信頼を得るように努めます。
 ご承知のように現在新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており、そのために弊学は卒業式と入学式を中止するに至りました。また、授業開始等の日程も外的な状況を勘案して大幅に遅らせました。全国共通の事情とはいえ、式を楽しみしていた卒業生や新入生、保護者の方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。新入生を含む在校生が安心安全な環境のもとで勉学等に励むことができるように、さらに、学生や教職員が万が一にも地域の方々にご迷惑をおかけしないように、弊学では「新型コロナウィルス感染症に対する当面の対応」を作成し、状況の変化に応じて随時改訂する体制を整えております。弊学のホームページに掲載していますので、ご関心のある方はどうぞご覧になってください。
 弊学は、昭和41年の創立以来平成の時代を経て令和となった現在まで、足かけ54年、ここ深川の地において短期大学として実践教育に励んでまいりました。その背景には、地域の方々をはじめとするあらゆる弊学と関係のある方々のご支援とご協力があり、改めて深く感謝申し上げます。
 弊学は創立以来農業系、経済系、保育系の3本柱を教育体系の骨格として堅持していますが、近年それぞれの関連を強めて教育範囲を広げています。とくに経済系では地域振興ビジネスに焦点を当て、地域活性化を目指す現代の要請に合った教育を展開しています。
 「農学ビジネス学科」の「環境農学コース」においては、農業後継者など農業に従事することを目指す者には濃密で専門的な農業教育を施していますが、文系の農業人材を育成する履修科目も提供しています。本コースでは、農業の基礎を学んだうえで、生産・加工・流通・法人経営などを学ぶ幅広い体系を整えて学生の要望に応じています。なお、拓殖大学国際学部農業総合コースの長期履修生受け入れも、9年目を迎えました。
 「農学ビジネス学科」の「地域振興ビジネスコース」においては、深川市をはじめ地域の町々をフィールドに産官学が協働して地域振興に寄与するモデルを体系的に学び、それを基に行う実践と成果を重視しています。また、4年制大学への編入学を希望する学生には、従来通り志望に沿った手厚いサポート体制を敷いています。
 「保育学科」では適性に合わせて選べる3コースのもと、人間力を伸ばす多彩な指導を通して、現場で愛される人材を育てています。遊び道具や教材の自作で子どもの感性を育む能力を身に着ける「造形表現コース」、子どもを楽しませながら惹きつける豊かな表現力を養う「身体表現コース」、音楽の素養を活かしながらリトミックによる教育法を学ぶ「幼児音楽教育コース」において、それぞれの特色を取り入れた授業を展開しています。
 拓殖大学北海道短期大学は、創立以来54年目に入りました。半世紀を超えて皆様に愛され信頼される大学として、ひたむきに大学教育に邁進してまいりました。私たち教職員は日々精励して学生と心底から向き合い、良き人材を育成いたします。どうか変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。