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~学生の皆さんへ~平成29年度新学期メッセージ | 拓殖大学北海道短期大学

~学生の皆さんへ~平成29年度新学期メッセージ

~学生の皆さんへ~
平成29年度 新学期メッセージ

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹

新学期に当たって

 

 皆さん、いよいよ新学期ですね。雪の季節が終わり、ここ深川の地にも本格的な春が巡ってまいりました。1年生にとっては、この広いキャンパスのさまざまな事象が新鮮に映ることと思います。おいしい空気を胸一杯吸って、これからの学生生活をスタートさせてください。2年生には十分なじんだキャンパスですが、また新たな気持ちで新学期に臨んでほしいものです。

 昨年度は、昭和41年に本学が創立されてから50周年目に当たる記念すべき年でした。小都市に居を定める短期大学としての本学が半世紀もの間歴史を重ねることができたのには、きちんとした理由があります。それは、魅力ある大学づくりをしてきたからです。

 本学の最大の魅力は、創立以来、農業系・経済系・保育系(保育系は3年目から)という3本柱で、学科・コースが構成されてきたことです。本学は、これらの系統に有機的連携を保たせながら、時代の要請に応えて巧みに学科編成やカリキュラム内容を修正し、社会に必要とされる人材を育成してきました。このことを基本に、本学の収容定員が小規模であることも幸いしました。学生同士や学生と教職員との人間的距離が近く、キャンパス内の風通しが良く、いつも明るい雰囲気に包まれています。学生も先生も職員もみな分け隔てなく、笑顔で挨拶を交わしています。これらの校風は、熱い志(こころざし)を抱いて学んだ先輩たちと、学生を全面的に支えた歴代の教職員が創りあげてきたものです。

 学生の本分は学業ですが、クラブ活動も盛んです。かつては、スキー部が全道的に活躍していたと聞きますし、近年では女子バスケットボール部が道内大学リーグで活躍しています。吹奏学部も、部員が急増しているようですね。当初は小規模な同好者による演技だったのが、今や本学最大の対外公演になっている拓大ミュージカルも、本学ならではの特色でしょう。

 このような魅力や特色を含めて本学を暖かく見守り受け入れてくださった地域の方々のご支援も、本学が今日まで発展してきた大きな理由です。皆さんは、本学に満ち溢れている暖かい人間関係をぜひ地域の方々との交流にも活かしてください。また、学業に励むとともに、サークル活動やボランティア活動を通じて多くの出会いを経験し、一生の思い出となる大学生活を送ることを望みます。

 早速履修登録をしなければなりませんが、皆さんが戸惑うことのないように懇切丁寧なオリエンテーションをしますので、納得のいく科目選択をしてください。長い人生において本学で学ぶ2年間は長い間ではありませんが、学び方によっては決して忘れることのできない2年間になると思います。

 皆さんが心身ともに健康で溌剌と新学期をスタートさせることを心から願っています。