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学長より「令和6年 年頭のご挨拶」 | 拓殖大学北海道短期大学

学長より「令和6年 年頭のご挨拶」

令和6年1月4日

令和6年 年頭のご挨拶

拓殖大学北海道短期大学
学長  田 中 英 彦

 令和6年がスタートしました。深川の元旦は快晴に明け、明るい希望の一年を思い描きましたが、夕刻には令和6年能登半島地震が発災、翌2日には羽田空港で航空機衝突事故が発生し、日本中が大きな衝撃を受けました。犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げ、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。現在のところ、本学学生およびそのご家族が被災されたとの情報はありませんが、もし帰省・旅行中に被害等にあった場合には、ゼミ・組担任に速やかに連絡をお願いいたします。自然災害は時を選ばず、我々の想像を超えて発生します。私たちにできることは、災害や事故が発生したときに皆で助け合うこと、そして防災意識を高め、もしもの時に備える準備を怠らないことではないでしょうか。年頭にあたり、このことを強く心に留めたいと思います。
 さて、昨年は本学にとって大きな変革の年でした。2年連続で入学者が100名を切る中で、本学再生のために令和6年度入学定員を農学ビジネス学科70名、保育学科50名に減ずることとしました。そして、農学ビジネス学科については、従来の進路に応じて分かれていたコース制から、農・食・地域というプログラムを中心として、より多様な進路に応じた学びができる新しい学科として再編成します。保育学科については、本学の特徴である造形表現・身体表現・幼児音楽教育の3コース体制を維持します。
 本学は、1966年に深川市納内の地で開学以来、深川市をはじめ地域の皆さまから多くのご支援とご協力を頂いて参りました。改めまして心より感謝申し上げます。昨年は、地域との連携をこれまで以上に強固なものとするため、和寒町、(株)マイファーム、全日本司厨士協会北海道地方本部、札幌静修高等学校、そして深川市・JAきたそらち・深川商工会議所と連携協定を結ぶことができました。本年は、この連携を具体的な取り組みとして進め、価値ある成果としていくことが求められます。本学が知の拠点として深川の地にあることの意味を広く発信して、全国から学生を集め、そして実践的な知識と人間力を高め、地域で活躍できる人材の育成に努めて参ります。地域の皆さま、関係者の皆さまの変わらぬご支援をお願い申し上げます。
 学生の皆さんは、年の初めに大いなる夢を描かれたものと思います。その夢の実現に向けて、この一年を駆け抜けてください。2年生は卒論を仕上げ、4月からの新しい生活に向けてしっかり準備してください。1年生は、自らの進路を見据えて2年ゼミを選び、卒論のテーマを考えてください。また、2年生から自治会・クラブ活動、ミュージカルなどについて伝統を受け継ぎ、自らがリーダーとなる覚悟を持ってください。この一年が皆さんにとって希望に満ちた年となるよう願っています。
 教職員の皆さん、日頃からの教育・研究活動に加え、委員会活動や学生募集など学内業務に精励されていることに改めて感謝します。本学は、まさに正念場を迎えております。教職員一人ひとりが本学を愛し、自らの活動と本学の魅力を全国に発信してください。教職員が輝くことが、学生の輝きに繋がると信じています。この一年、全力での取り組みをお願いいたします。
 皆さまにとって、本年が実り多い年となりますように、心からお祈り申し上げます。