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「日本酒学」公開講座・第2回を実施しました。(11月25日) | 拓殖大学北海道短期大学

「日本酒学」公開講座・第2回を実施しました。(11月25日)

 令和4年11月25日に、農学ビジネス学科の講座「日本酒学」の一般公開第2回目として、日本最大級の西洋料理シェフの会、全日本司厨士協会の北海道地方本部副会長であり、札幌グランドホテル・札幌パークホテルの統括総料理長である舟橋裕司氏を本学客員教授としてお迎えし、「食彩豊かな日本の食卓~料理と酒のハーモニー」と題して講義をしていただきました。

 夕張出身の舟橋総料理長が子供のころは、友達に家の多くが飲食店を営んでおり、活気のある厨房を覗いた時のワクワクした気持ちが、後に料理人としての人生を歩む源となったとのお話から始まり、「香り」が料理の「こく」、「ひろがり」、「あつみ」を増すことを理解してから自らの料理に自信を持てるようになったことなど、シェフのまさに味わい深い講義に、学生たちに加えて、約20名の一般参加の皆さんも熱心に聞き入っておられました。

 最後には、味は記憶であり、やはり実際に食べてみることが大事であると、学生を優先して40名限定で試食を用意して頂きました。素材は、塩麴の上澄みが隠し味のスモークサーモンのマリネとチキン、それぞれ炙ったときの時の味の変化について試食しました。参加者のアンケートでは、「炙るとすごく美味しくなって驚いた」との意見が多く寄せられ、「美味しさ」の奥深さを体感することができました。

 「プロは、何回作っても同じ水準のものでなければならないが、常に最善を求めて悩んでいる」との言葉にあるように、超一流の匠の講義を聞けて、学生は料理と飲み物の相性などの知識に加えて、食の楽しさや大事さ、仕事に対する向き合い方をしっかりと考えてくれたと思います。

たいへんお忙しいなか、講義を快くお引き受けて頂いた舟橋裕司総料理長に、改めて感謝いたします。

 なお、本学は、農業、経済、保育の教育・研究を通じて、「食」、「地域」、「人」を育む大学として、このような授業を学生だけでなく多くの皆さまにお聴き頂けるよう、今後とも様々な取り組みを企画して参りますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

公式Instagram:takushoku.hc.ac.jp

公式Twitter:@Takushoku_hc