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ボランティア論 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

ボランティア論担当: 工藤 遥(くどう はるか)

開講コース

地域振興ビジネス 2年次 後期

目的と内容および到達目標

ボランティア活動は社会におけるさまざまな課題を背景として行われている。それ故、ボランティア活動は活力ある持続的な地域社会を築く上でも重要な役割を果たしている。それと同時に、ボランティア(ボランティア活動をする人)自身の自己開発やさまざまな能力を開発する機会でもある。
本講義では、ボランティア活動の基本概念・歴史・社会的意義など基礎的な知識を学ぶ。また、ボランティア活動の活動領域・活動形態・活動動機の多様性を知り、自己との接点を見いだし、ボランティア活動を実践する素地を養う。

到達目標は以下のとおりである。
・ボランティア活動の定義、意義について理解できるようになる。
・ボランティア活動の多様な領域、活動実践について理解できるようになる。
・現代社会や地域が抱える課題に対するボランティア活動の役割と可能性を検討することができるようになる。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ①貧困 ③保健 ④教育 ⑩不平等 ⑪都市 ⑫生産・消費 ⑯平和 ⑰実施手段 他

授業計画

[後期]
1.授業ガイダンス、ボランティアとは
2.ボランティア活動の基本的性格、理念・理想
3.ボランティア活動の意義・役割
4.ボランティアの歴史
5.ボランティア活動の現状 6.ボランティア活動の行動プロセス
7.ボランティアと公共活動
8.地域の課題を発見する
9.福祉分野のボランティア活動
10.災害分野・環境分野のボランティア活動
11.教育とボランティア
12.まちづくりとボランティア 13.国際協力とボランティア
14.ボランティアマネジメント

15.まとめとふりかえり、グループワーク

単位数

2単位、授業回数:15回

講義の進め方

スライドを使って講義をする。教科書は使用せず、適宜プリントを配布する。統計データや新聞記事、映像資料等も教材として使用する。授業の最後に出欠確認も兼ねたリアクションペーパーの提出を求める。ペア/グループでの意見交換なども行う。なお、一部の授業回を遠隔で開講する場合がある。

試験と成績評価

リアクションペーパー(50%)、グループワーク(10%)、期末レポート(40%)を総合的に評価する。

担当教員から受講生諸君へ

国内外や地域で行われているボランティア活動に関するニュース・記事、文献・資料、統計データなどを実際に自分で調べるなどして普段から情報収集しておくことを推奨する。また、グループワークでは、他の人と協調性を持って課題に取り組む態度が重要になる。

使用教材

教科書 :使用しない(適宜プリントを配布)
参考書 :岡本榮一 他編『学生のためのボランティア論』(社会福祉法人 大阪ボランティア協会)、内海成治・中村安秀 編『新ボランティア学のすすめ』(昭和堂)、岡本栄一 監修・守本友美 他編著『ボランティアのすすめ―基礎から実践まで』(ミネルヴァ書房) 他