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現代経済論 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

現代経済論担当: 畠田 英夫(はただ ひでお)

開講コース

地域振興ビジネス 1年次 後期

目的と内容および到達目標

 本講義の目的は、現代経済が抱える様々な課題について学ぶ。前期の「経済学」で学んだ経済の初歩的な知識に加え、現代経済の課題を理解するのに必要な知識を学んだのちに、地域経済の活性化、少子高齢化と社会保障、マネー経済の進展、経済的格差等の課題について取り上げる。

到達目標は以下のとおりである。
・現代経済が抱える主要な課題について知っている。
・地域経済の発展について理論的に考えることができる。
・経済的格差の現実と基本的な理論について理解している。

<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ①貧困 ②飢餓 ⑦エネルギー ⑧成長・雇用 ⑨イノベーション ⑩不平等 ⑪都市 ⑫生産・消費 ⑯平和

授業計画

[後期]
1.現代経済の諸相
2.GDPと経済成長
3.金融機関と金融市場
4.景気変動と景気の予測
5.物価と金利の経済への影響
6.日本銀行の金融政策
7.財政の経済的役割
8.まとめ1: 経済政策の手法と効果
9.地域経済を考える枠組み
10.地域経済の分析
11.少子高齢化と経済
12.グローバルマネーと仮想通貨
13.経済的格差の問題
14.経済的格差の長期分析
15.まとめ2.現代経済の諸相と経済学

単位数

2単位、授業回数:15回

講義の進め方

随時課題を解いてもらいながら講義を進行する。また、日本経済や経済学に関するビデオを副教材として用いて講義を進行する。なお、一部授業回は遠隔で開講する。

試験と成績評価

授業時に随時行う課題(60%)・平常点(20%)・小テスト(20%) により、成績評価をおこなう。

担当教員から受講生諸君へ

1年生後期以降は、新聞を「眺める」うちに興味を持ったテーマを追跡することにも挑戦してほしい。時事的な話題の中で様々な意見や理論を知るだけでなく、基本的な理論の妥当性や有効性について深く理解することができよう。また、講義内容その他の質問を歓迎する。

使用教材

教科書 :授業時に指示する。
参考書 :『新・日本経済入門』三橋規宏他(日本経済新聞出版社)
  『30年分の経済ニュースが1時間で学べる』崔真淑(大和書房)