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中国語コミュニケーションⅠ | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

中国語コミュニケーションⅠ担当: 網谷・張・楊

開講コース

地域振興ビジネス 1年次 前期

目的と内容および到達目標

中国語学習において入門は極めて重要である。母音の数が多い言語であればあるほど、「音」が細分化されている。中国語には単母音と複母音合わせて36もの母音がある。よく中国語は発音が難しい、と言われているのもこの所以である。従って、本科目では、正確な発音の習得を重要課題に掲げ、「聴く」「話す」能力の向上に力点を置くことにする。人の発する「音」を正確に受信し、自らも正確な「音」が発信できてはじめて人とのコミュニケーションが成り立つからである。

到達目標は以下のとおりである。
・中国語の発音の原理を理解し、ピンインを正確に「聴く」「話す」「書く」ことができる。
 ・平易な挨拶言葉を身につけ、場面に応じて適切に使うことができる。
 ・教授活動を行なうにおいて必要最低限のごく平易な教室用語を理解することができる。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ④教育 ⑧成長・雇用 ⑪都市 ⑰実施手段

授業計画

[前期]
1.ガイダンス、中国及び中国語の概況
2.発音①(単母音、そり舌母音と声調)
3.発音②(複母音)
4.発音③(子音)
5.発音④(鼻母音)
6.発音⑤(声調変化、あいさつ言葉、教室用語)
7.第1課の新出単語と文法
8.第1課の会話と練習
9.発音と第1課の復習
10.第2課の新出単語と文法
11.第2課の文法と会話
12.第2課の練習と第3課の新出単語
13.第3課の文法と会話
14.第3課の会話と練習
15.第2課と第3課の復習

単位数

1単位、授業回数:15回

講義の進め方

教科書の内容に沿って授業を進めていく。
第一に、ピンインの読み方、書き方をマスターする。第二に、単語の読み方、書き方を覚える。第三に、会話文を理解したうえで、流暢に読めるよう繰り返し音読練習を行なう。第四に、学習した基本文型を使って簡単な日常会話の練習を行なう。授業計画に基づく予習や復習が求められる。

試験と成績評価

まとめの試験60%、平常点40%の割合で評価を行なう。
・まとめの試験は、使用教科書の内容及び授業中に取り扱った内容すべてを範囲とする。
・平常点は、授業内容への理解度、小テストなどの評価から総合判定する。

担当教員から受講生諸君へ

母語或は母国語以外の言語を学ぶということは、これまで身をおいてきた世界と違うもう一つの世界に足を踏み入れることになる。これまで当たり前に思っていたことがそうでなかったり、思いつかない相手の言動に戸惑ったりすることが多々あり、それが所謂「異文化」である。そして、その「異文化」同士が円滑にコミュニケーションをとっていくにおいて第一歩となるのが「言葉」である。ぜひしっかりと第一歩を踏み出してもらいたい。

使用教材

教科書 :『さあ、中国語を学ぼう!会話・講読』 竹島 毅・趙 昕 著(白水社)
参考書 :特に指定しない。必要があれば授業中に紹介する。