保育実習Ⅲ担当: 山田 英吉・秋月 茜
開講コース
保育学科 2年次 前期
目的と内容および到達目標
本実習は、保育士資格取得のための必修科目である。1年次の保育実習で学びをもとに、目標や課題を明確にしてより実践的に保育や支援に関わったり、利用者の理解を深めたりするとともに、保育・支援の内容や方法について学ぶことを目的とする。特に、保育指導計画や支援計画の立案、教材等の作成、環境構成を行うことを通して、利用者支援についてより具体的な学びとなることを目指す。
到達目標は以下のとおりである。
・関連する科目履修や既習の実習を踏まえ、社会的養護施設、障害児(者)関係施設の役割や機能について理解している。
・社会的養護施設、障害児(者)関係施設の実態を捉え、家庭福祉、社会的養護、 障害児支援に対する理解を深め、保護者・家庭支援の重要性を理解している。
・支援の計画や方法・観察・記録及び自己評価等について実践し、必要な知識や技能を身に付けている。
・保育士や支援者の業務内容や職業倫理について理解している。
・実習を振り返り、自己目標や課題を明らかにしている。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
①貧困 ③保健 ④教育 ⑤ジェンダー
授業計画
[2年次保育実習(児童福祉施設等)]
【実習期間】10日間
【実習時期】7月下旬~8月上旬
【実習先】社会的養護施設、障害児(者)関係施設
【主な実習内容】
1.社会的養護施設、障害児(者)関係施設の役割と機能について理解する。
2.子どもや利用者とのコミュケーションの取り方について観察と参加を通して学ぶ。
3.各施設における多様な専門職や関係諸機関、地域社会との連携について実践を通して学ぶ。
4.保育指導計画または支援計画を実践し、省察を通して改善する過程を体験する。
5.保育士や支援者の業務と職業倫理について理解する。
6.実習を通して、自己目標をより明確にする。
単位数
2単位
講義の進め方
北海道内の社会的養護施設、障害児(者)関係施設の中から希望する実習先を選択し、原則として住み込みで10日間の実習を行う。
試験と成績評価
実習日誌の記述内容(20%)、実習先による評価(30%)、実習に必要な課題や提出物(30%)、実習の振り返り(20%)
担当教員から受講生諸君へ
実習及び実習指導で学習した内容を生かし、積極的に様々な活動に取り組むことが重要である。社会人としての自覚をもち挨拶・言葉使い・身だしなみ等の基本的マナーに留意し、また実習期間中の健康管理に十分気を付けてほしい。
使用教材
実習に係る書類や日誌等は、適宜配付する。