保育実習Ⅱ担当: 萬・山田(克) 永津・横関
開講コース
保育学科 2年次 前期
目的と内容および到達目標
本実習は、保育士資格取得のための必修科目である。1年次の保育実習で学びをもとに、目標や課題を明確にしてより実践的に保育に関わったり、子どもや保護者に対する理解を深めたりするとともに、保育・支援の内容や方法について学ぶことを目的とする。特に、保育指導計画の立案、教材等の作成、環境構成を行うことを通して、保育についてより具体的な学びとなることを目指す。
到達目標は以下のとおりである。
・関連する科目や実習を踏まえ、保育所の役割や機能について理解している。
・保育所の実態を捉え、子ども理解、子育て支援、 特別な教育的ニーズ等を理解している。
・保育指導の計画や方法・観察・記録及び自己評価等について実践し、必要な知識や技能を身に付けている。
・保育士の業務内容や職業倫理について理解している。
・実習を振り返り、自己目標や課題を明らかにしている。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
①貧困 ③保健 ④教育 ⑤ジェンダー
授業計画
[2年次保育実習(保育所)]
【実習期間】10日間
【実習時期】7月下旬~8月上旬
【実習先】保育所
【主な実習内容】
1.保育所の役割や機能、子育て支援の取り組みについて理解する。
2.子どもの心身の状態や行動、保育士等との関わり、保育所の生活や支援の実際などについて、観察と参加を通して学ぶ。
3.保護者・家庭への支援、地域社会や関係諸機関との連携のあり方について実践を通して学ぶ。
4.保育指導計画を実践し、省察を通して改善する過程を体験する。
5.保育士の業務と職業倫理について理解する。
6.実習を通して、自己目標をより明確にする。
単位数
2単位
講義の進め方
原則として保護者住所(自宅)から通勤が可能な実習先を選択し、10日間の実習を行う。
試験と成績評価
実習日誌の記述内容(20%)、実習先による評価(30%)、実習に必要な課題や提出物(15%)、実習の振り返り(35%)
担当教員から受講生諸君へ
実習及び実習指導で学習した内容を生かし、積極的に様々な活動に取り組むことが重要である。社会人としての自覚をもち挨拶・言葉使い・身だしなみ等の基本的マナーに留意し、また実習期間中の健康管理に十分気を付けてほしい。
使用教材
実習に係る書類や日誌等は、適宜配付する。