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グリーン・ツーリズム論 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

グリーン・ツーリズム論担当: 村上 良一(むらかみ りょういち)

開講コース

環境農学 2年次 後期

目的と内容および到達目標

グリーン・ツーリズムは日本では農村振興策の一つとして20世紀末の1990年代以降注目されるようになってきた。
本講義では、グリーン・ツーリズムの概要と海外の事例、北海道内外の事例そしてやはり新しく生まれてきた地域資源を再発見する他のツーリズムについても紹介していく。そのことを通じてグリーン・ツーリズムに対する理解を深め、広い意味での地域振興策についても考えられるような知識と能力を持てることを狙いとしている。

到達目標は以下のとおりである。
・グリーン・ツーリズムに関する基本的な知識を持っている。
・日本と北海道のグリーン・ツーリズムの取組みの基礎的な知識を持っている。
・都市農村交流の意義が理解できるようになる。

授業計画

[後期]
1.現代日本社会が抱える諸問題解決の糸口としてのグリーン・ツーリズム
2.日本のグリーン・ツーリズムの事例紹介
3.グリーン・ツーリズムへの多様なアプローチ
4.新しいツーリズムの諸形態――グリーン・ツーリズムの位置
5.新しいツーリズムの諸形態――その具体的事例紹介
6.農業の構造変化によるグリーン・ツーリズム創出の必然性
7.西欧のグリーン・ツーリズム
8.東アジア(中国・台湾・韓国)のグリーン・ツーリズム
9.北海道外のグリーン・ツーリズム
10.北海道のグリーン・ツーリズム(稲作地域)
11.北海道のグリーン・ツーリズム(畑作地域)
12.北海道のグリーン・ツーリズム(酪農地域)
13.北海道のグリーン・ツーリズムの今後
14.日本型グリーン・ツーリズムの可能性――条件と課題
15.日本社会とグリーン・ツーリズム

単位数

2単位、授業回数:15回

講義の進め方

スライド、プリント、板書を適宜使用して進める。

試験と成績評価

定期試験80%、小レポート20%。

担当教員から受講生諸君へ

「グリーン・ツーリズム」は地域振興策の一つとしても重視されてはいるが、単に政策としてだけではなく、抽象的に言えば都市と農村が対立している現代からそれが共生へと向かう未来への契機ともなる。農業のみならず社会とは何かという問いかけをもって受講することを意識して臨んでもらいたい。

使用教材

教科書 :使用しない
参考書 :山崎光博『グリーン・ツーリズムの現状と課題』(筑波書房)、井上和衛『グリーン・ツーリズム―軌跡と課題』(筑波書房)、長尾正克編著『グリーン・ツーリズム 北海道からの発信』(筑波書房)、敷田麻美他『はじめて学ぶ生物文化多様性』(講談社)。