作物栽培概論担当: 岡田 佳菜子(おかだ かなこ)
開講コース
環境農学 1年次 前期
目的と内容および到達目標
人類は植物が生産する物質に依存して生きている。
作物とは何か、農作物の形態と機能そして発育の特性を学び、栽培環境との関わりに触れ、高生産的で持続的な作物生産を行うための基礎とする。
到達目標は以下のとおりである。
・作物を基本的な器官の形態と生長、役割について理解している。
・収穫物の基本的な特性とその発現について理解している。
・基本的な作物栽培管理技術の意味を理解している。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
②飢餓、⑨イノベーション
授業計画
[前期]
1.作物とは何か
2.作物の分類
3.作物の品種
4.作物の発育①発育とは
5.作物の発育②発育と環境
6.作物の形態と機能①種子、発芽、葉、茎
7.作物の形態と機能②根、花芽形成、受精・受粉、子房、イモ
8.作物の生長と光合成
9.作物の生長と養水分吸収
10.作物の品種改良と目標
11.作物栽培の基礎①播種・育苗・定植
12.作物栽培の基礎②生育制御
13.作物栽培の基礎③収穫と調整
14.作物栽培の基礎④作型・作付体系
15.作物栽培計画
単位数
2単位、授業回数:15回
講義の進め方
教科書、プリント、プロジェクターを使用。
予習(小テスト)と復習(小テスト、スライド)をふくむ反復学習。
試験と成績評価
成績の評価は、小テスト(20%)、定期試験(80%)から評価する。
担当教員から受講生諸君へ
作物は生命力にあふれた、素晴らしい機能と形態をもつ。
作物の合理的な生長の姿に感心すること、そしてその作物を自分で育てたいという気持ちは、農業をはじめるスタートである。農場の作物を定期的に観察しながら理解をすすめてほしい。
予習が大切:新しく習う農業用語は、毎回予習して意味を確認して、次の授業を受講する。
使用教材
教科書 :園芸学の基礎(農文協)
参考書 :みんなの農業教室(農文協)