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保育内容Ⅳ (子どもの言葉) | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

保育内容Ⅳ (子どもの言葉)担当: 山田 克已(やまだ かつみ)

開講コース

保育学科 1年次 後期

目的と内容および到達目標

保育所保育指針に示された保育の基本を踏まえ、領域「言葉」のねらい及び内容を理解する。また乳幼児の発達や学びの過程を理解し、領域「言葉」に関わる具体的な指導場面を想定した保育を展開する方法を身に付ける。

到達目標は以下のとおりである。
 ・保育所保育指針の基本である領域「言葉」のねらい及び内容、全体構造を理解できる。
・領域「言葉」のねらいと内容を踏まえ、乳幼児が経験し身に付けていく内容と指導上の留意を理解できる。
・乳幼児の心情、認識、思考及び動き等を視野に入れた保育構想の重要性を理解できる。
・指導案の構造を理解し、具体的な保育を想定した指導案作成、模擬保育(ICT機器の活用を含む)を行うことができる。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ④教育

授業計画

[後期]
1.保育における「言葉」とは~保育所保育指針の基本と領域「言葉」のねらい及び内容
2.子どもの言葉の発達過程①言葉を生む基盤と話し言葉の発達の道筋
3.子どもの言葉の発達過程②書き言葉(文字)の発達の道筋と小学校における書き言葉
4.言葉を育む環境構成と援助①話したい、聴きたい意欲を生む援助
5.言葉を育む環境構成と援助②生活に必要な言葉の習得を支える援助
6.言葉を育む環境構成と援助③言葉のすれ違いやうまく伝わらないもどかしさへの援助
7.言葉を豊かにする環境構成と援助①言葉による伝え合いを育む援助
8.言葉を豊かにする環境構成と援助②文字などで伝える楽しみを生み出す援助
9.子どもの言葉を豊かにする教材:児童文化財(絵本・物語・紙芝居などの保育での活かし方)
10.言葉に対する感覚を豊かにする実践:言葉遊び(しりとり・言葉集めなどの保育での活かし方)
11.子どもの言葉を育む保育の実際(保育実践・模擬保育に向けた保育観察:ICT機器の活用)
12.子どもの言葉を育む保育の構想(領域「言葉」に関する保育場面を想定した指導案作成)
13.子どもの言葉を育む保育の実践(模擬保育の実施:ICT機器の活用)
14.子どもの言葉を育む保育の評価と改善(保育実践の振り返り:ICT機器の活用)
15.まとめ:子どもの言葉を育み豊かにする保育実践(特別な配慮を必要とする幼児への配慮:ICT機器の活用)

単位数

1単位、授業回数:15回

講義の進め方

プリントとPower Pointとを使用した講義形式とグループ討議を中心に行う。

試験と成績評価

授業に臨む姿勢や意欲(グループ討論・全体討議・模擬保育など)(60%)
レポート(40%)

担当教員から受講生諸君へ

活発なグループ討議が行われるよう、他者とのコミュニケーションを積極的に行ってほしい。

使用教材

教科書 :幼稚園教育要領(平成29年3月告示文部科学省)、保育所保育指針(平成29年3月告示厚生労働省)、幼保連携型認定こども園教育・保育要領(平成29年3月告示 内閣府、文部科学省、厚生労働省)
参考書 :必要に応じて授業ごとに自作資料を配布する。
「踊って遊ぼう~模倣力が子どもの力を育む~」山田克已 著(拓殖大学北海道短期大学後援会)