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ピアノ表現Ⅰ | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

ピアノ表現Ⅰ担当: 萬・永津・真保・松田・木村・中村・森永

開講コース

保育学科 1年次 前・後期

目的と内容および到達目標

幼児教育に必要なピアノの演奏スキルを身に付けることと基礎的な音楽理論を理解することを目指す。
初心者は、読譜をはじめ基礎的な音楽理論を学びながら、1年修了時には指定された練習曲が演奏できることを目指す。経験者は、表現力の向上を目指し、指定以外の他の教則本も含めて取り扱う。
下記授業計画は初心者を対象とし、『新版 みんなのオルガン・ピアノの本 2』と『バイエル ピアノ教則本 「やさしい楽典」付』を組み合わせたレッスンモデルである。実際のレッスンの進度や内容は、担当教員との相談による。

到達目標は以下のとおりである。
・幼児教育に必要なピアノの演奏スキルや基礎的な音楽理論を理解し、練習曲で実践する。
・指定された練習曲(バイエル104番、初心者は64番を到達目標するができる限り104番をめざす)を修了する。
・簡単な子どもの歌の伴奏ができる技能を身に付ける。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ③保健 ④教育 

授業計画

[前期]-初心者用レッスンモデル-
『新版 みんなのオルガン・ピアノの本 2』より
1.ガイダンス、読譜の基礎
2.「ド」のポジション
3.2重音の伴奏
4.分散和音伴奏の練習
5.分散和音伴奏の練習
6.八分音符・八分休符・付点四分音符
7.さまざまな伴奏形
8.臨時記号がある曲
9.和音伴奏の練習
10.ヘ長調の曲
11.2声のための練習
12.2声のための練習
13.アルベルティ・バスの練習
14.アルベルティ・バスの練習
15.ハ長調のスケールと和音

[後期]-初心者用レッスンモデル-
『バイエル ピアノ教則本 「やさしい楽典」付』より
1.バイエル21番(4拍子の拍感)
2.バイエル25番(3/4拍子、タイ)
3.バイエル30番(フレーズ)
4.バイエル35番(レガート)
5.バイエル45番(ハ長調)
6.バイエル46番(八分音符)
7.バイエル52番(6/8拍子)
8.バイエル59番(強弱の変化)
9.バイエル60番(対位法的な旋律)
10.バイエル64番(両手の位置)  初心者到達目標 
11.バイエル65番(ハ長調
12.バイエル72番(ト長調、重音)
13.バイエル83番(ハ長調、スケール)
14.バイエル95番(ハ長調、3/8拍子)
15.バイエル104番(転調、スケール)  到達目標 

単位数

2単位、授業回数:30回

講義の進め方

個人レッスンとML教室での個人練習またはグループレッスンを組み合わせて実施。
・個人レッスンでは、1コマで3~4名程度の学生が個人指導を受ける。
・個人練習またはグループレッスンでは、MLシステムを使用しながら練習する。

試験と成績評価

ピアノの演奏スキルと必要な音楽理論の理解について、レッスンの取り組みや課題の進捗状況(20%)、授業中の定期的な実技試験や発表の内容(80%)で評価を行う。

担当教員から受講生諸君へ

1年次は、ピアノの基本的な演奏スキルを習得することを重視している。演奏スキルの習得には、反復による練習が必要で、毎日の練習を継続することが効果的である。
なお、本単位が取得できなかった場合は、2年次実習は不可となるので留意すること。

使用教材

教科書 :『バイエル ピアノ教則本 「やさしい楽典」付』伊藤康英編(音楽の友社)
教科書 :『やさしい弾き歌い75 保育者のための-よく歌われる子どもの歌』植田光子編(音楽の友社)
初心者のみの教科書 :『新版 みんなのオルガン・ピアノの本 2』高橋正夫編(Yamaha)