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経営学総論 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

経営学総論担当: 我妻 公裕(わがつま きみひろ)

開講コース

地域振興ビジネス 2年次 後期

目的と内容および到達目標

ビジネスを学ぶ上で、企業と呼ばれる組織・事業体に関する基礎的知識は不可欠であり、しかも持続的に進化し続けている。これら企業の経営に関する仕組みや戦略などを理論的に学ぶことで、ビジネス社会で活躍する有為な人材としての役割を果たせるよう、課題解決能力の育成を目指す。
マーケティング、組織マネジメントなど、企業経営に必要な知識・技術を含めた、将来必要となるキャリアスキルを身に付ける。政治・経済の情勢とも深く関わることから、今日的な課題からも学ぶこととする。

到達目標は以下のとおりである。
・株式会社、多様な企業・組織の種類と特徴についての理解。
・マーケティングやマネジメントについての理解(販売戦略と組織管理)。
・SDGsへの取り組みの理解(企業の社会的役割)。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
①貧困 ②飢餓 ③保健 ④教育 ⑤ジェンダー ⑥水・衛生 ⑦エネルギー ⑧成長・雇用 ⑨イノベーション ⑩不平等 ⑪都市 ⑫生産・消費 ⑬気候変動 ⑭海洋資源 ⑮陸上資源 ⑯平和 ⑰実施手段  

授業計画

[後期]
1.経営学の基礎(ドラッガー:ビジネス・マネジメントの概要)
2.企業論①(制度、種類、形態)
3.企業論②(目的、役割、統治)
4.組織論(組織と人的管理)
5.経営戦略①(チャンドラー:管理論から戦略論へ)
6.経営戦略②(ポーター:競争戦略)
7.生産管理(テイラー:科学的管理法)
8.販売戦略①(マーケティングの基礎)
9.販売戦略②(コトラー:STP)
10.経営管理(営業管理、組織マネジメント)
11.意志決定(サイモン:四段階説)
12.財務管理(企業会計、資金調達、管理会計)
13.情報管理(資源管理とリテラシー)
14.現代社会の課題①(2030年に向けて)
15.現代社会の課題②(2050年に向けて)

単位数

2単位、授業回数:15回

講義の進め方

基本は講義形式とするが、ケース教材(事例や新聞記事等)を活用した対話的学びによる、主体的で深い学びをねらいにした形態も適宜行う。
毎時の終了時(理解度の確認)に小テストを実施する。

試験と成績評価

小テスト(40%)、課題レポートの内容・完成度(30%)、出席・受講態度(30%)を基本とする。
出席・受講態度には、授業プリントの完成度を含める。
講義テーマの理解につながる積極的な発問、回答の内容も評価に加算する。

担当教員から受講生諸君へ

地球規模で社会が激しく変化する中、市場経済も予測できない変化を見せている。それに対し、企業は同業他社との差別化、異業種との共同開発など新たなマネジメントを展開し、メディアも取り上げる機会が多い。企業経営の課題と改善の学び(ケースメソッド教材)として捉え、学生相互間でビジネス創造の知見を高めて欲しい。

使用教材

教科書 :教科書は使用しない。
参考書 :プレステップ経営学<第2版>北中英明著(拓殖大学商学部教授) 弘文堂