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平成31年度 新学期メッセージ  ~地域の方々へ、一般の方々へ~ | 拓殖大学北海道短期大学

平成31年度 新学期メッセージ  ~地域の方々へ、一般の方々へ~

平成31年度 新学期メッセージ
~地域の方々へ、一般の方々へ~

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹

ご挨拶

 地域の方々並びに一般の方々には、常日頃大いなるご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。弊学は、本日217名の新入生を迎え入学式を挙行いたしました。北海道内をはじめ全国各地からの日本人学生に留学生を加え、希望に溢れた元気一杯の若者や向学心に燃えた社会人学生が集いました。このような新入生の期待に応えるために、私たち教職員は一層気持ちを引き締めて全力で教育力を発現し成果を挙げるように努めます。

 30年余の平成の時代は今月で終わり、来月からは新元号令和の下での新しい時代が始まります。弊学は、昭和41年の創立以来平成の終わる現在まで足かけ53年、ここ深川の地において短期大学として実践教育に勤しんでまいりました。その背景には、長年にわたる地域の方々をはじめとするあらゆるご関係の方々の熱いご支援とご協力があり、改めて深く感謝申し上げます。

 弊学は創立以来農業系、経済系、保育系の3本柱を教育の骨格として堅持していますが、近年ではそれぞれの関連性を強め、教育範囲を広げています。とくに経済系では地域振興ビジネスに焦点を当て、現代の要請に合った教育内容を展開しています。

 「農学ビジネス学科」の「環境農学コース」においては、農業後継者など農業に従事することを目指す者には濃密で専門的な農業教育を施す一方、文系の農業人材を育成する履修科目体系も提供しています。そのため本コースでは、農業の基礎を学んだうえで、生産・加工・流通・法人経営などを学ぶ幅広い体系を整えて学生の要望に応じています。

 「農学ビジネス学科」の「地域振興ビジネスコース」においては、深川市をはじめ地域の町々をフィールドに産官学が協働して地域振興に寄与するモデルを体系的に学び、それを基礎に行う実践と成果を重視しています。なお、4年制大学への編入学を希望する学生には、従来通り志望に沿った手厚いサポート体制を敷いています。

 「保育学科」では個性に合わせて選べる3コースのもと、人間力を伸ばす多彩な指導を通して、現場で愛される人材を育てています。道具や教材の自作で子どもの感性を育む能力を身に着ける「造形表現コース」、子どもを惹きつけ信頼を得る豊かな表現力を養う「身体表現コース」、音楽の素養を活かしながらリトミックによる教育法を学ぶ「幼児音楽教育コース」において、それぞれの特色を十分に取り入れた授業を展開しています。

 拓殖大学北海道短期大学は、半世紀を超えて皆さまに愛され信頼される大学をモットーに、大学教育に邁進してまいりました。私たち教職員は日々精励して学生と心底から向き合い、良き人材を育成いたします。どうか、引き続き変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。