~地域の方々へ、一般の方々へ~平成30年度新学期メッセージ
平成30年度 新学期メッセージ
~地域の方々へ、一般の方々へ~
拓殖大学北海道短期大学
学長 篠 塚 徹
ご挨拶
地域の方々並びに学外の方々には、常日頃絶大なるご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。弊学は、本日217名の新入生を迎え入学式を挙行いたしました。北海道内をはじめ全国各地からの日本人学生に海外からの留学生を加え、元気一杯で明るい笑顔の若者が入学してきました。私たち教職員は、学生たちの期待に応えるために、身を引き締めて全力で教育力を発揮して成果を挙げるように努めます。
弊学は平成26年度に学科編成とカリキュラム内容を刷新しましたが、年々その内容を充実させ、学生たちはこの新しい教育環境のもとで活発に学んでいます。改革においては、創立以来堅持している農業系、経済系、保育系の3本柱を維持しつつ、それぞれの関連性を強め、教育範囲を広げています。とくに経済系では地域振興ビジネスに焦点を当て、現代の要請に寄り添った教育内容を展開しています。
「農学ビジネス学科」の「環境農学コース」においては、農業後継者など農業に従事することを目指す者には濃密で専門的な農業教育を施す一方、文系の農業人材を育成する履修科目体系も提供しています。そのため本コースでは、農業の基礎を学んだうえで、生産・加工・流通・法人経営などを学ぶ幅広い体系を整えて学生の要望に応じています。また、本学創立50周年を機に新設された農産加工実習室を活用して、従来以上に農産加工の研修と加工品の販売に注力しています。
「農学ビジネス学科」の「地域振興ビジネスコース」においては、深川市をはじめ地域の町々をフィールドに産官学が協働して地域振興に寄与するモデルを体系的に学び、それを基に行う実践と成果を重視しています。地域社会の活性化に貢献できる人材の養成を目指す「地域プロジェクト」や地域活動に積極的に参画する「地域特別演習」などの演習科目は、内容が濃い実践の場を提供する科目となっています。なお、4年制の大学への編入学を希望する学生には、従来通り志望に沿った手厚いサポート体制を敷いています。
「保育学科」では個性に合わせて選べる3コースのもと、人間力を伸ばす多彩な指導を通して、現場で愛される人材を育てています。道具や教材の自作で子どもの感性を育む能力を身に着ける「造形表現コース」、子どもを惹きつけ信頼を得る豊かな表現力を養う「身体表現コース」、音楽の素養を活かしながらリトミックによる教育法を学ぶ「幼児音楽教育コース」において、それぞれの特色を十分に取り入れた授業を展開しています。
拓殖大学北海道短期大学は、創立以来52年目に入りました。半世紀を超えて皆さまに愛され信頼される大学をモットーとして、ひたすら大学教育に邁進してまいりました。私たち教職員は日々精励して学生と心底から向き合い、良き人材を育成いたします。どうか、引き続き変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。