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平成27年度学長からの新学期メッセージ~地域の方々へ、一般の方々へ~ | 拓殖大学北海道短期大学

平成27年度学長からの新学期メッセージ~地域の方々へ、一般の方々へ~

平成27410

平成27年度 新学期メッセージ
~地域の方々へ、一般の方々へ~

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹

ご挨拶

 地域の方々並びに学外の方々には、日頃一方ならずご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。弊学は、本日173名の新入生を迎え入学式を挙行いたしました。道内をはじめ全国各地からの日本人学生に留学生を加え、明るい希望に満ちた若者が集いました。それだけに、弊学教職員は新入生の期待に応えるべく改めて身を引き締めております。

 弊学は昨年度学科編成とカリキュラム内容を刷新しましたが、新入生はこの新しい環境のもとで勉学に励むことになります。改革においては、開学以来維持している農業と保育の2本柱を堅持しつつ、それぞれの教育範囲を広げています。もう1本の柱である経営経済の分野は、その範囲を現代のニーズに一層寄り添った内容に広げています。

 具体的には、これまでの「環境農学科」と「経営経済科」を新たに「農学ビジネス学科」に集約させ、この学科に「環境農学コース」と「地域振興ビジネスコース」を設けました。「環境農学コース」においては、農業後継者など農業に従事することを目指す者には従来通りの濃密な農業教育を施す一方、文系の農業人材を育成する履修科目体系も提供しています。全体として本コースでは、生産・加工・流通販売・法人経営などを学ぶ、より幅広い体系を整えています。

 「地域振興ビジネスコース」においては、深川市をはじめ地域の町々をフィールドに産官学が協働して地域振興を行うモデルを体系的に学んでいます。座学に加えて実習系の科目を大幅に増やしていますので、地域の方々は昼間でも弊学の教員と学生が街中で実習している姿を目撃されるかもしれません。なお、従来通り4年制の大学に編入学することを希望する学生には、その目的に沿った履修科目と手厚いサポート体制を取っています。

 「保育学科」では、従来の2コースに加えて昨年度開設した「幼児音楽教育コース」も軌道に乗り、3つのコースがそれぞれの特色を発揮し、学生は伸び伸びと学業に励んでいます。

 これまでご説明しましたように、拓殖大学北海道短期大学は、時代の要請に応えて新たな段階を迎えようとしています。ときあたかも弊学は来年度開学50周年を迎えます。開学以来地域とともに歩み、皆さまに信頼され愛される大学をモットーとして、ひたすら大学教育に邁進してきた半世紀でした。私たち教職員はさらに精励して学生と向き合い、良き人材を育成いたします。どうか変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。