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アウトドア同好会 活動記録 | 拓殖大学北海道短期大学

アウトドア同好会 活動記録

 絶好の行楽日和となった平成30年9月29日(土)、本年度復活したアウトドア同好会が、深川市内の山中で、落葉キノコとコクワ、ヤマブドウ狩りを楽しみました。参加者は、環境農学コースと地域振興ビジネスコースの1、2年生7名、指導の古屋先生、顧問の田中先生、写真係の事務部森さん、そしてサポート隊の農場の皆さんです。いずれの山の幸も、初めて目にする学生がほとんど。

 カラマツの根元に発見した落葉キノコ(ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属のハナイグチ(学名Suillus grevillei)の、ぬめりを帯びた輝きに、学生の歓声が響きます。今年は9月が干ばつで、落葉きのこの発生は極めてさみしい状況でしたが、今週は雨もあり、気温も下がったことから、それなりの収穫となりました。

 コクワは、マタタビ科マタタビ属のつる性植物サルナシ(学名:Actinidia arguta)の実のこと。白樺などの木にからんで、地上からは手が届かないので、はしごに登って、高枝切り鋏を使って枝から切り落としますが、初心者にはなかなか厳しい作業です。でも、キーウィフルーツを小さくしたような、熟したコクワは旨い。まだ酸っぱいのもありますが、米びつに入れておくと熟して甘くなるとか。

 最後は、ヤマブドウ(ブドウ科、学名:Vitis coignetiae)と格闘。今回見つけ たのは、白樺の木のかなり上に実ったもの。栽培ブドウに比べれば実は小さいですが、味の深みはこっちが上でしょう。一、二度霜に当たると、もっと甘みが増しそうです。 学生は皆、初めての体験に大満足でした。

 ご指導頂いた古屋先生からは、「現代人は、紙に書かれた情報に左右され、味覚の力をなくしている。自分の舌で食べられるものか判断できる力をつけなければだめ」と、自然に身をもって接する重要性をご教示頂きました。