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第2回深川市民公開講座が開催されました。(6月8日) | 拓殖大学北海道短期大学

第2回深川市民公開講座が開催されました。(6月8日)

2019年度 深川市民公開講座

6月8日(土)10:00から中央公民館講堂で第2回深川市民公開講座が開催されました。
拓殖大学北海道短期大学の萬司(よろずつかさ)先生による「みてみよう!うたってみよう!北海道・深川の民謡、お祭り、お囃子」の講演が行われました。その内容は日本民俗音楽学会での発表を分かりやすくしたもので、現在、小中学校の音楽科教育は音楽文化への理解を深めることへ重点が置かれています。そこで地元深川の「しゃんしゃん傘踊り」のルーツを探し、現代の音楽文化を探求していきました。
 「しゃんしゃん傘踊り」は、深川市商工会議所4代会頭 芳賀氏が鳥取の「しゃんしゃん傘踊り」を招いたことがルーツになります。使われていた音楽を深川に合うように歌詞が変更されました。そして,2016年伊藤多喜雄氏によって新しい「きなんせ節」と「深川しゃんしゃん傘踊り」が誕生しました。地域の皆さんの思いによって,変化を遂げていることが分かります。その一方,一已・納内には香川県から、多度志には富山県から伝わった獅子舞があります。これは屯田兵の祖先が故郷の芸能を持ち込んだものです。深川にはこうした豊かな音楽文化があり,地域を盛り上げるためにもこうしたルーツや表現の特徴を理解することは大切だと説明されました。
 
このほかに「ソーラン節の誤解」「楽譜化された江差追分」など,北海道の代表的な民謡の特徴を紹介し会場の皆さんと口ずさみながら,貴重な音楽文化について体験する講座となりました。
 
参加された約20名あまりの市民の方にとって、深川の祭りが持つ歴史や音楽文化を改めて知る機会となりました。

次回は9月14日(土)に田中英彦農学ビジネス学科長による「ここまで来たぞ!北海道米!!」を開催いたします。

萬先生の開会のご挨拶
萬先生の開会のご挨拶
深川のしゃんしゃん傘踊りが何時から始まったのか?
深川のしゃんしゃん傘踊りが何時から始まったのか?
郷土の音楽文化が深川には沢山あります
郷土の音楽文化が深川には沢山あります

 

<第3回 深川市民公開講座>

○日時:令和元年9月14日(土曜日)10:00~11:30
○会場:深川市中央公民館
○演題:「ここまで来たぞ!北海道米!!
○講師:拓殖大学北海道短期大学 農学ビジネス学科 教授 田中英彦(たなかひでひこ)

深川市ホームページ→ 深川市民公開講座のお知らせ