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第3回深川市民公開講座が開催されました。(10月8日) | 拓殖大学北海道短期大学

第3回深川市民公開講座が開催されました。(10月8日)

<深川市民公開講座で本学の高島裕美助教が講演を行いました(10月8日)>

10月8日(土)10:00から深川市中央公民館での公開講座には、40名の市民の方が参加されました。演題が「『男らしさ』『女らしさ』って何だろう」ということもあり、いつもの講座よりも女性の参加者が多く、高島先生のユーモアもまじえた講演はとても楽しい、あっという間の1時間半でした。

最初に高島先生の生まれ育った宮城県石巻市の地域的な特徴や、家庭環境を振り返ることから講演は始まり、その後、現在取り組んでいる「社会学、ジェンダー研究」について紹介し、今回のテーマである「『男らしさ』『女らしさ』って何だろう」について、日常のさまざまな場面を振り返りながら、会場の皆さんと一緒に考えました。「ブルーの服を着ているのは男の子のはず、ピンクの服を着ているのは女の子のはず」という思い込み・社会通念がありはしないか、そしてそれはどこから来ているのかについて、ジェンダー研究の歩みとともに、確認していきました。

次に「北海道の女性は強い」と言われていることについて、色々な面から解説し、家柄や伝統と切り離された歴史の短さゆえに家意識が弱いということ、また、開拓期の労働の厳しさから、男女別なく役割を果たさねばならないという事情から、「女性はこうあるべき」という社会規範の拘束力が弱いという結果がもたらされているのではないかと推測されました。さらに、全国より「先進的に」進んでいる北海道の高齢化の中で、高齢者ケアの実情を直視するとともに、批判的なまなざしで、「当たり前の日常」を捉え直すことは常に必要と締めくくられました。

今回は、いつも以上に70歳以上の参加者が多くみられましたが(普段約40% → 今回約65%)、言葉でしか知らないことを詳しく知ることができ、「目からウロコ」的で大変おもしろかったなどの意見が出され大好評のなか終了しました。
参加された市民の皆様大変ありがとうございました。

次回は11月26日(土)に本学岡﨑正昭教授による「食の安全は、今?!」が行われます。多くの市民の方の参加をお待ちしております。

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男らしさ、女らしさとは何でしょう?
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お母さんはどう思いますか?
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高島先生の熱心でユーモアある話に引き込まれます
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手話通訳の方にも応援していただきました

<第4回 深川市民公開講座>

○日時:平成28年11月26日(土曜日)10:00~11:30
○会場:深川市中央公民館
○演題:「食の安全は、今?!」
○講師:拓殖大学北海道短期大学 農学ビジネス学科 教授 岡﨑 正昭

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  ●深川市ホームページ→ 深川市民公開講座のお知らせ
  ●深川市民公開講座→ PDFファイルポスター(PDF589KB)