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平成29年度第4回オープンキャンパス開催される! | 拓殖大学北海道短期大学

平成29年度第4回オープンキャンパス開催される!

農学ビジネス学科環境農学コースの様子をダイジェストします。

 第4回は保育学科も合わせ、申込件数で100名に達する盛況でした。環農コースに申し込んだ方々も社会人を含め道内外から30名を数えました。当日数名休まれましたが、保護者の皆様を含めると実習教室が一杯になるほど大勢になりました。本学の事務局は即座に学生が校舎見学をしている際にマイクロバスで市内の見学ツアーを行いました。特に、保護者の皆様がご心配の一人暮らしの場合のアパートや下宿の場所や住み心地など熱心に説明に聞き入っておられました。

 環境農学コースの1日のオープンキャンパスの内容を写真などを通して振り返ります。

 1 農業ゲーム大会

 毎回、環境農学コースでは参加者の気持ちをほぐし、もしかしたら、同期生になるかも知れない参加者同士の機転の利いた気遣いやチームワークを発揮し、協力し合うことなどを目指して、農業ゲームを企画・実施しております。

 農産物を使うゲームは盛り上がりますが、痛めて食せなくなるのは問題なので、テニスボールをジャガイモに見立てた玉入れ、麦の脱穀の終えた大きな麦稈の束の後方投げ、など多数のメニューが用意され、優勝チームには豪華景品が贈呈されました。因みに、スタッフ学生は前日、暗くなってからのリハーサルを行い、お陰様でスムーズな進行が出来ました。参加者の皆さん楽しめましたか?

玉入れの後は麦稈投げの準備中
麦稈投げの模範演技!森下君2度目の試技は成功か?

2 校舎見学

オープンキャンパス2度目以上の参加者は学長室で、篠塚学長と親しく懇談!?おじゃましました!!

3 昼食休憩

 昼食はマーブキッチンの黒米バーガーセットです。黒米は本学の石村櫻名誉教授が品種開発に成功し、北海道で唯一栽培可能な品種として知られており、深川の産学官の連携としてその利用が幅広く図られています。黒米は種皮にアントシアンという紫の色素が多く含まれており、濃いために黒く見えます。アントシアンはポリフェノールの仲間であり健康志向の強い方々の大きな支持を得ております。

黒米バーガーセット(お品書き付き)にデザートのプリン付き(ブルーベリーソースも美味しい)
参加者はスタッフ学生とお話ししながら昼食に舌鼓を打ちます
参加者はとてもにこやかです!
なんと同じ高校出身でもあり、とってもすてきな笑顔です

4 模擬授業

 環農コースの今回の模擬授業のテーマは「収穫の秋を体感しよう!」です。このテーマに沿って、参加者の希望により選択可能な5コースが開設されました。

(1) 畑作コース

 畑作の岩谷教授の「北海道の畑作物生産の実際」とダイした講義と実際の圃場での麦やビート、大豆の各栽培方法や施肥方法の工夫などの説明を受けました。

北海道の畑作物の現状を熱心に聞く参加者
畑作専攻の茂住君が研究内容を説明しています

(2) 野菜コース

 野菜専門の大道教授は「秋はサツマイモでしょう!」として、サツマイモの試食に始まり、本学での野菜栽培や新たな栽培の取組について、画面での紹介や圃場で実際にサツマイモや落花生を掘り取って成長の様子を紹介しました。また、ハウス内でのイチゴの高設養液栽培やパプリカについても紹介し、解説されていました。

野菜や作物の栽培について映像で紹介しています
イチゴの高設栽培を見る参加者(このイチゴは後で賞味しました)
サツマイモ畑で実際の成長の様子を紹介
北海道では珍しい落花生の生育は?

(3) 花卉(かき)コース

 花卉専門の生方教授は「花卉の収穫」と題して、参加者に空知地方の特産でもあるスターチスの収穫を実際にハウスで体験し、環農コース参加者分の花束を用意していただきました。感謝!

取り終えた花はネットに来るんでおきます
さあ、次はどの花を摘み取りましょうか?

(4) 稲作コース

 稲作の育種が専門の田中教授は「新米「ゆめぴりか」のおいしさは?」と題して、食味試験を通して、基準米に比べて評価がどうかということで、実際に見て食べて数値化する方法を学びました。また、これまでの北海道産米の歴史、育種による美味しいお米の品種改良の実際も解説されていました。さらに、本学の水田圃場で多数の歴代品種の栽培も行っている様子を見学しました。

食味試験の方法についての解説
食味試験結果一覧!(私は外しました。残念!)
トウモロコシ畑の向こうが歴代品種の水田で解説
畑作についてもかなり解説をしている様子

(5) 農産加工コース

 農産加工専門の岡崎教授は「スイカの特性を生かした加工に挑戦!」と題して、昨年度、50周年記念の記念事業として同窓会から寄贈された農産加工室で、生のスイカ果汁からゼリー作成に取りかかっていました。因みにスイカは国際学部圃場で生産された品種「タヒチ」です。農産加工といってもその生産の現状を知らなければということで、圃場やハウス見学にも参加者を案内して回ります。

昨年度改装され様々な機器も導入された加工室
スイカジュースを煮詰めている様子
トマトハウスでトマトの賞味、おいしいですね!

5 意見交換会

 模擬授業の後は、参加者が一堂に会し、模擬授業に参加しての感想や入試への不安、さらに、入学後の不安などを率直に話してもらい、特に、スタッフ学生から参考となるお話をし、参考にしてもらうために儲けています。

 また、茶話会のように気軽にお話ししていただこうと、本学オリジナルのパウンドケーキとジュースやお茶が振る舞われ、また、高設栽培の四季なりイチゴ、さらに、今年初めての本学圃場で取れました新米「ゆめぴりか」のおむすびも提供されました。

 さて、本日の司会は、2年生の荒木君と1年生の開田さんです。お二人の進行で、模擬授業に参加された皆さんから大変為になったり参考になる意見ばかり伺えました。また、本州から本学で学んでいる本学のスタッフの2年生や1年生の話は参加者の皆さんの参考になった様子です。最後に、篠塚学長がわざわざこの意見交換会に参加されましたので、激励のお話をいただきました。

 最後に、お持ち帰りのお土産は本学加工室特製パウンドケーキ1本とスターチスの花束です。心と体の健康を保つためには美味しいものを食べ、花を愛でることも大切かと思います。参加者の皆さん、大変お疲れ様でした。

 是非、皆さんまたお目にかかりますことを祈念しております。

意見交換会の様子 畑作コースの参加者代表が紹介している様子
野菜コースの参加者代表
花卉コース参加者代表
稲作コース参加者代表
農産加工参加者代表
熱心な語り口で農業の大切さを力説していただきました。 感謝!