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野菜実習で上川農業試験場の雪の中のハウスを視察しました(11月29日) | 拓殖大学北海道短期大学

野菜実習で上川農業試験場の雪の中のハウスを視察しました(11月29日)

11月29日(火)午前中の野菜実習の授業で比布町にある上川農業試験場で試験栽培されているハウスの視察を行いました。当日は前日からの雪で国道は道が狭くなり、また、つるつる路面で移動に予定以上の時間が掛かりました。
 視察先の比布町も降雪量は多く雪の中をハウスまで移動しました。行われている試験は『道北地域での葉菜類の冬期生産拡大にむけ「ハウス無加温栽培技術の確立」』です。案内は試験を担当されている地子研究主任です。予定時間より遅く着いた中でも丁寧のご案内いただきました。
 ハウスは一般的な作りで空気2重膜と、カーテン、トンネル、マルチを使用した無加温ハウスです。中には試験栽培されているリーフレタスやチンゲンサイ、わさびな等が雪に囲まれた外とは違い緑色が濃く映えるのが印象的でした。夏季にトマトなどの野菜栽培を行い10月中旬までに播種・定植することで12月~2月までの出荷が可能になるとのことです。この時期は北海道産の緑の新鮮野菜がない時期であり高値の販売が期待できるとのことでした。また、実際に平成27年1月27日の比布の最低気温が-24.4℃まで低下したときのハウス内の最低気温はトンネル内で-3.1℃だったそうです。青梗菜などは朝は凍って居ても徐々に溶けることで問題はないそうです。
 次ぎに新しい形のハウスを視察しました。一般的なハウスより大雪耐性や温度確保の効率を上げるために工夫をしているとのことです。
 視察した学生からは無加温・・暖房を炊かないで道北でも冬に葉菜が栽培でき、出荷できるとの事実の驚きと感激を受けていました。記憶に残る視察になりました。
 お忙しい中ご案内いただいた地子研究主任様大変ありがとうございました。

 
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雪の中にあるハウス。本当に野菜があるのか?
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ハウスの中は緑色の野菜で一杯でした。
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地子研究主任の説明を受けます。
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緑の濃いリールレタス。もう少しで出荷です
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雪の中を新ハウスに移動します。
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耐雪性を高めたハウスです
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トンネル肥区資材の試験も行っているとのことでした。