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卒論演習 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

卒論演習担当: 各専任教員

開講コース

地域振興ビジネス 2年次 前・後期

目的と内容および到達目標

地域振興ビジネスコースでは2年間の学びの一つの到達点を「卒業論文」と位置づけ、全学生が卒論演習を履修する。所属ゼミナール教員の指導のもとでテーマを選択し指導を受ける。卒論演習は時間割にコマは割り当てられず、授業時間とは別に個別指導を中心とした論文指導が行われる(講義の進め方参照)。論文の作成は、指導教員とのミーティングと個別添削、2年ゼミでのディスカッションを繰り返す中で進められる。

到達目標は以下のとおりである。
・関心にもとづいて課題設定をすることができる
・適切な資料を自ら収集し、読解することができる
・論理的な一定量の文章を書くことができる
・人前で自分の成果を発表・説明することができる
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
④教育 ⑧成長・雇用 ⑨イノベーション ⑰実施手段 etc

授業計画

1 課題の設定
・社会現象を中対象とした課題の発見
・主体的なテーマの設定
・テーマを論じるために必要な論文構成の作成

2 文献の収集・読解
・論文作成に必要な図書館の使い方
・テーマに関する基本的な資料の検索と収集
・一定水準・分量の文献・論文などの読解
・集めた情報の適切な整理法

3 文章の作成
・論文としての一定量・水準の文章作成
・文章作成と添削の重要性
・参考・引用・注の適切な使用法

4 プレゼンテーション
・与えられた時間を活用したプレゼンテーション
・目的を明確にしたプレゼンテーション
・適切な質疑応答

単位数

2単位、授業回数:30回

講義の進め方

「卒論演習」は「2年ゼミナール」と連動して展開される科目であるが、ゼミの時間外で教員が設定する一定時間が個別指導と論文作成にあてられる。「2年ゼミナール」の時間は、主に卒業論文を作成するための前提となる学習・知識の習得および学生間の議論や情報共有のために当てられる。卒業論文を作成するための時間を「卒論演習」とし、教員との個別のミーティングや個人での執筆時間に充てられる。具体的な進め方は各ゼミナールでの指示に従うこと。

試験と成績評価

卒論演習の評価は、1.論文の完成度(40%)、2.論文への主体的な取り組み(30%)、3.論文の発表(30%)の3項目で行う。1は短期大学として要求される論文の質と形式の達成度、2は論文作成への積極性、ゼミナールでの議論の貢献度、卒業制作発表会の運営など、3は卒業制作発表会での発表や論文の公刊への取り組みを評価する。

担当教員から受講生諸君へ

卒業論文は、徹夜をすれば書くことが出来るものではない。中長期的な計画と準備、そして、その適時修正が重要になる。論文を書くことは、1.既存の物事から課題を発見し、2.解決策を考え、3.それをわかりやすく説明するという、社会で最も必要とされる能力の一つを養う機会となる。

使用教材

教科書 :使用する教材などについては各ゼミでの指示に従うこと。