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哲学 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

哲学担当: 橋本 信(はしもと まこと)

開講コース

環境農学 1年次 後期

目的と内容および到達目標

この講義の目的は「よく生きるとはどういうことか?」を一人一人が深く主体的に考えることを手助けするこ
とにある。「生命と環境の問題」に大きな関心が払われている現代において、個人や地域、社会や国家、そして地
球規模で、どのような生活を私たちが営むのかが問われている。今まで当たり前であったことに疑問が発せられ、吟味がなされる。このような問いかけと吟味の過程に求められるのが哲学的思考である。
  哲学は人間が自己と世界を総体的に把握しようとする知の営みの一つである。この講義では、人間として生き
る上で関わる多様な物事を原理的に把握する思考へ向かうことによって、私たちが人間としてどのように生きる
べきかを幅広く考えることをねらいとしている。

到達目標は以下のとおりである。
・論理的思考の基礎的力量を備える。
・生命・人間・社会についての基本的な理解力を備える。
・十分な根拠に基づいた主張を展開することができる。

授業計画

[後期]
1.哲学はどういう学問か?
2.言葉は人間にとってどういうものか?
3.論理とはどういうものか?
4.人間とはどういう存在か?
5.人間関係はなぜ重要か?
6.人間関係にはどういうものがあるか?
7.社会とはどのようなものか?
8.社会の近代化・現代化とはどのようなものか?
9.現代社会は転換期なのか?
10.自然とはどのように捉えるべきか?
11.生命的自然はどのように重要か?
12.現代社会は自然とどう向き合うのか?
13.生命とはどういう存在か?
14.人間的生命とはどのような生命か?
15.人間のために哲学は何を?

単位数

2単位、授業回数:15回

講義の進め方

対話型の講義を目指す。授業時の質疑応答や小テストや授業レポートの提出に加えて、主体的に取り組むことを主眼とする読書レポートと課題レポートをまとめてもらうこととする。

試験と成績評価

成績評価は、小テスト・授業レポート60%、読書レポート・課題レポート40%で行う予定である。それぞれの詳細は初回授業時に説明する。

担当教員から受講生諸君へ

哲学においては知識を暗記することは問題ではない。何をどれだけ知っているかではなく、何を問題としてど
のように考えるのかが重要である。主体的に考えようとする意欲と姿勢が哲学の授業の面白さを左右する。なお、以下に示されているように、基本的な参考文献を挙げているが、この他の参考文献は授業時に紹介する。

使用教材

教科書 :指定しない
参考書 :『西洋哲学史 上・下』熊野純彦著(岩波書店)、『自分を知るための哲学入門』竹田青嗣著(筑摩書房)、『新板 論理トレーニング』野矢茂樹著(産業図書)、『現代社会の理論』見田宗介著(岩波書店)、『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル著(早川書房)、『アース・デモラクシー』ヴァンダナ・シヴァ著(明石書店)