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花卉生産学 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

花卉生産学担当: 岡﨑 正昭(おかざき まさあき)

開講コース

環境農学 2年次 前期

目的と内容および到達目標

花卉は農業総生産額の6%を占める農業の重要な一分野であり、今後も花卉の需要の拡大が期待されている。花卉は、観賞用作物であることから嗜好性が強く、種類・品種が極めて多く、また、品質に対する要求が高いことから、資本と労力を投入し、高度な技術を駆使して良質の生産物を生産しなければならない。さらに、流通の変化に対応した経営が求められている。
本講義では、生産農家が導入している技術事例を交えながら生産技術を紹介し、花卉生産の実践に役立てる。
到達目標は次のとおりである。
・花卉の形態や生理・生態に関する基本事項を理解し、それらを説明することができる。
・専門用語を正しく理解し、指導書や専門書を読解することができる。
・花卉生産を制御する手立てとその特徴を理解し、それらを説明することができる。

授業計画

[前期]
1.園芸と花卉
2.花卉の分類(植物学的分類、園芸的分類、生理・生態的分類)
3.花卉園芸の歴史(西洋での発展、日本での発展)
4.生活環と形態(種子の形成と形態、葉の形態と葉序、花の形態と花序)
5.発育生理(光合成、休眠とロゼット、幼若性と花熟、花芽分化)
6.開花生理(温習性、光周性、植物ホルモン)
7.育種(育種技術、品種育成)
8.繁殖(種子繁殖、栄養繁殖)
9.苗の育成(種子苗の育成、挿し木苗の育成、接木苗の育成)
10.開花・生育調節(温習性を利用した生育・開花調節、光周性を利用した開花調節、根域温度と生育・開花、他)
11.養水分管理(植物の吸水と土壌の水ポテンシャル、土壌の物理性と化学性、植物の栄養と施肥、養水分管理)
12.環境調節と省エネルギー対策(温室の種類と内部構造、光環境の調節、施設内気温の調節、CO2施用)
13.病害虫防除(病害、虫害)
14.色と香り(花の色、花の香り)
15.品質保持(切り花の品質と収穫後の生理、品質保持技術)

単位数

2単位、授業週数:15回

講義の進め方

授業計画に沿ってプリント(参考資料)を中心に講義する。

試験と成績評価

花卉の形態や生理・生態に関する基本事項、花卉生産に関する専門用語、花卉生産を制御する手立てとその特徴について説明できることを到達目標とし、小テストで評価する。また、授業計画の各項目について論理的に説明できるかを、課題学習の成果発表(パワーポイント)をもって評価する。課題学習の成果発表及び小テストなどを総合的に勘案し評価する。

担当教員から受講生諸君へ

花卉の多くは開花した状態で観賞するため、花が最終目的となる。花卉の発育段階に応じた変化の引き金となっている環境要因等について学ぶと共に、開花を制御する技術や高品質の花卉を生産する技術の修得が収益性を高める手立てとなることに留意する。
講義毎に提示する課題を各自が事前に予習して講義に臨むとともに、毎回の講義内容の重点事項を確認するなどして生産技術の理解に努めることが肝要である。

使用教材

教科書:鈴木正彦著「園芸学の基礎」(農文協)
参考書:腰岡政二編著「花卉園芸学の基礎」(農文協)、今西英雄著「花卉園芸学」(川島書店)、長岡求監修「色と咲く順でわかる花の名前辞典」(永岡書店)