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環境科学 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

環境科学担当: 田中 英彦(たなか ひでひこ)

開講コース

地域振興ビジネス 1年次 前期

目的と内容および到達目標

環境科学とは、自然環境と社会環境に大別される環境のうちの自然環境を主な題材とする科学であり、自然科学分野に属する生態学、地球物理学、農学、化学などのほか、医学や、法学、政治学、経済学、倫理学などの社会科学にも関連する基礎的・総合的な学問分野である。
その中で、本講義では、地球規模の環境や世界共通の環境に焦点を絞り、その実態と環境問題を学ぶとともに、環境と調和した人類の活動のあり方や他の学問分野との関連を学ぶ。

到達目標は以下のとおりである。
・環境がどのように成り立ち、人類が環境とどのように関わっているかを理解する。
・人類が起こしている深刻な環境問題の内容と、それにどう対処すべきかを理解する。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
 地球規模の環境問題を主に扱うが、すべての目標と関連があり、SDGsの基本的考え方も解説する。

授業計画

[前期]
1.環境科学とは 
2.地球規模の環境問題 
3.深刻で複雑な現状 
4.生物多様性の喪失  
5.森林の働きと森林破壊
6.深刻化する砂漠化問題
7.限りある地球の資源とエネルギー
8.世界の水資源の枯渇
9.人工化学物質のリスク管理
10. 大気の汚染とオゾン層の破壊
11. 地球の温暖化問題
12.地球温暖化への対応 
13. マイクロプラスチックによる海洋汚染
14. 持続可能な社会に向けて
15. 環境問題にどう立ち向かうか

単位数

2単位、授業回数:15回

講義の進め方

3回に2回は遠隔(オンデマンド)、1回は対面で授業を行う。
授業計画に沿って、プリントを配布し、パワーポイントを用いて講義する。
毎回、出席確認を兼ねて、授業内容の理解度等を確認する小テストを実施する。

試験と成績評価

毎回の小テスト(50%)と期末試験(50%)によって、到達目標の達成度を判定し成績評価を行う。

担当教員から受講生諸君へ

環境に関する「知識」より「理解」を優先する。主要な環境問題の根本的な原理・原因・対策を正しく理解することが大事であり、常にそれを問いながら授業を進める。
遠隔授業か対面授業かの連絡は、掲示板とActive mailで連絡するので、必ず確認すること。
卒業後の進路確保のため「資格」を重視する者には、環境社会検定(エコ検定)を受験することを薦める。

使用教材

教科書 :毎回プリントを配布する。
参考書 :特に指定しないが、環境に関しては多数の本が出版されており、図書館にも多数収蔵されている(分類番号519の書架など)ので、参考にすること。

*実務経験のある教員による授業科目[実務経験と授業との関係]
担当教員は、農業試験場での実務経験を有し、当該科目における地球規模の環境や世界共通の環境に焦点を絞り、その実態や環境問題
について教授します。