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花卉実習 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

花卉実習担当: 生方 雅男、岡﨑 正昭

開講コース

環境農学 2年次 前・後期

目的と内容および到達目標

花卉産業(生産者、輸送業者、市場、小売業者)は経済取引規模(最終購入者価格)で約9,412億円(2009年)となっており、花卉は今後も需要の拡大が期待されている。一方、北海道は夏季の冷涼な気候を活かした切り花の夏秋出荷が盛んであり、花卉生産を学ぶ利点も大きい。
本実習では、主な切り花、鉢花、花壇苗を栽培し、それぞれの栽培管理(品種検討、播種、育苗、施肥、定植、灌水、温度管理、病害虫防除、摘心、採花、出荷等)の基礎について学ぶと共に、花卉園芸植物の形態や生理を理解する。また、花卉生産農家、花卉集出荷場、花卉卸売市場等の見学を実施し、生産から流通、消費までの流れを理解する。
到達目標は以下のとおりである。
・主要な花卉園芸作物の生理・生態に関する基礎的な技術と経験を備えている。
・切り花、鉢物、花壇用苗物を生産できる基礎的な技術と経験を備えている。
・花卉園芸作物の生産から流通、消費までの基礎的な知識を備えている。

授業計画

[前期]
1.切り花ハウスの施肥・畝立て、播種
2.切り花の定植、生育調査
3.モデルガーデン整備、生育調査、育苗管理
4.見本園整備、生育調査、園芸用土の調製
5.花壇苗鉢上げ、生育調査
6.切り花ハウスの定植準備、生育調査
7.挿し木実習、生育調査
8.花壇圃の整備、生育調査
9.花壇苗圃場・プランターへの定植、生育調査
10.切り花の定植、生育調査
11. 秋植え球根の休眠、生育調査
12. 花卉集出荷場、切り花生産農家の見学
13. 切り花の圃場の管理、生育調査
14. 切り花の採花・選花、出荷(規格)調製
15. 花卉等研究機関の見学

[後期]
1.切り花の圃場の管理、生育調査
2.花卉卸売市場の見学
3.切り花の採花・選花、出荷(規格)調製
4.切り花の採花・選花、品質判定
5.ビニールハウスの冬支度
6.花壇の撤去、プランターの整理
7.秋植え球根の定植、堆肥散布
8.モデルガーデン等越冬準備

単位数

2単位、授業回数:23回 2コマ連続授業

講義の進め方

栽培及び見学を通して、生産から流通、消費までの流れを理解することに重点をおいて実習を展開する。主要切り花ユーストマ、スターチス、ダリアの定植ら採花までの栽培管理の実際を体験し、栽培管理の概要を把握する。

試験と成績評価

毎回の実習報告書及び見学報告書などを総合的に勘案し評価する。特に、毎回の実習報告書については、花卉栽培の基礎的な技術ポイントを把握できているか、また、実習中の観察力が的確か、評価する。

担当教員から受講生諸君へ

軍手や長靴、作業着、防寒着は各自が準備すること。雨天時でも温室やビニールハウスでの実習を行うので、作業着を着用すること。実習中、メモが取れるよう実習手帳等を携帯し、常に観察記録が取れるよう訓練すること。
実習報告書綴りは、栽培関連資料を項目ごとに整理し、今後の営農に役立てる。

使用教材

教科書 :『色と咲く順でわかる花の名前辞典』長岡求監修(永岡書店)