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日本語コミュニケーションIII(留学生科目) | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

日本語コミュニケーションIII(留学生科目)担当: 藤田 守

開講コース

地域振興ビジネス 2年次 前期

目的と内容および到達目標

1年次科目からの積み上げにより日常会話ができることが前提である。1年次に身に付けた日本語力を活用して日本語能力試験N1に合格することが2年次の学習目標となるため、日本語能力試験N1レベルに耐えうる高度なレベルが求められる。2年次は専門科目の履修などに備えるため、日本語力を最大限高められるよう趣旨を十分理解すること。これらに対応するため、必要に応じて会話・討論・プレゼンテーションなどの練習も予定する。
 到達目標は以下のとおりである。
・具体的な課題解決に必要な情報を聞き取り、次に何をするのが適当か理解できる
・事前に示されている聞くべきことをふまえ、ポイントを絞って聞くことができる
・テキスト全体から話者の意図や主張などが理解できる
・イラストを見ながら、状況説明を聞いて、適切な発話が選択できる
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ④教育 ⑧成長・雇用 ⑪都市 ⑰実施手段 

授業計画

[前期]
1.ガイダンス・第1課 掃除
2.第1課 問題
3.第2課 本屋
4.第2課 問題
5.第3課 新幹線のおでこ
6.第3課 問題
7.第4課 体験プレゼント
8.第4課 問題
9.第5課 そば屋ののれん
10.第5課 問題
11.第6課 犬の肥満
12.第6課 問題  
13.第7課 卵かけご飯
14.第7課 問題
15.第8課 女性専用車両

単位数

1単位、授業回数:15回

講義の進め方

授業は予習が完了していることを前提とし日本語で演習形式により進める。聞き取るための具体的な方法を学ぶため、予習の段階で新出語句、発音などで理解できなかった個所を整理把握したうえで臨むと効果的である。

試験と成績評価

評価は課題提出状況(50%)、授業中の質疑応答(50%)により判定する。その内訳は到達目標1・2・3・4をそれぞれ問題A,B,C,Dの解答状況により把握する。また、学習目標の到達度の客観的把握のため、日本語能力試験(7月)または、J.TEST日本語検定(7月)の受験を必須とする。携帯電話、スマートフォンの無断使用や教員の指示に従わないものは退場させ欠席と扱う。全授業回数の2/3未満の出席の場合はF評価の対象となる。

担当教員から受講生諸君へ

語学科目1単位の取得には授業と自習を合わせて最低45時間が必要であると定められている。これに従い本科目の目標達成のためには、1日最低2時間は日本語の勉強時間を確保し、毎日勉強すること。予習復習そして暗記が鉄則である。復習と予習は、テキストのCD音声教材をよく聴き、復唱し、音声から自然な日本語をインプットする方法で、必ず行うこと。各課の全文の書き取りを毎回の宿題とし、次の授業の際には提出する必要がある。このとき必ず付属のCDを用いること。授業には国語(日本語)辞典を持参すること。大学の授業は日本語学校とは異なることを自覚すること。

使用教材

教科書 :学習状況を把握の上、教材を選択するので、ガイダンスにおいて教員と相談すること。
『留学生のためのアカデミック・ジャパニーズ聴解〔中上級〕』スリーエーネットワーク
参考書 :『留学生のためのアカデミック・ジャパニーズ聴解〔上 級〕』スリーエーネットワーク