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北海道学 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

北海道学担当: 坂本 明(さかもと あきら)

開講コース

地域振興ビジネス 1年次 前期

目的と内容および到達目標

この科目の目的は、北海道の自然・地理・歴史を正しく理解することであり、北海道の置かれている現状を分析
し、課題を解決するための方法を模索し、将来に役立てることである。
第1回は授業のガイダンス、第2回は自然環境、第3回は経済活動の具体的な統計数字を基に、北海道の理解を
深める。第4回から第7回は北海道の各地の地誌を学び、そこで暮らす人々の生活を知る。第9回から第11回は北海道の史実を時代ごとに確認する。第12回から第15回は北海道の現状を理解し、北海道だけに焦点を当てるのではなく、他地域との連携も含め、各人が将来像を描く能力を身につけることである。

到達目標は以下のとおりである。
 ・授業で学んだ北海道の自然・歴史・文化を正しく認識し、郷土愛を育んでいる自分を自覚できる。
・積極的に北海道の良さを発信できる人間となるための基礎を備えている。
・各人が帰属する社会への貢献策の方向性を見いだす能力を身につける。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
②飢餓 ⑦エネルギー ⑫生産・消費 ⑯平和

授業計画

[前期]
1.はじめに(講義内容の説明)
2.自然環境(地形・気候・生態系)
3.経済活動(北海道の数字) 
4.地誌(道東:釧路・帯広・ユネスコ自然遺産知床)
5.地誌(道央:札幌・小樽)
6.地誌(道北:旭川・名寄)
7.地誌(道南:函館・松前)
8.中間まとめ 
9.先住民の文化・風習と現代北海道の生活様式(地名・方言・儀式)
10. 北海道の歴史(開拓使・屯田兵制度)
11. 北海道の歴史(第二次世界大戦と高度経済成長)
12. 北海道の可能性(基幹産業の変遷・国のエネルギー政策)
13. 北海道の可能性(観光分野と第一次産業)
14. 北海道の可能性(他地域との関係)
15. 北海道の可能性(行政の役割)

単位数

2単位、授業回数:15回

講義の進め方

特にテキストはありませんが、毎回、プリントを用意し、それに則して講義を行う。画像・数字(グラフ、表)はPP等で提示し解説する。

試験と成績評価

受講状況(10%)、レポート(30%)及び定期試験(60%)で評価する。全授業回数の3分の1を欠席した者は、単位取得の資格が抹消されるためF評価となる。

担当教員から受講生諸君へ

北海道について学びながら、学生としての基礎的資質も育成する。さらに、北海道の課題を通して、グローバルな視点で「人権の尊重」と「持続可能な社会の実現」を考える機会を提供する。また、レポートの作成は、簡潔に、的確で、分かりやすい表現ができるように指導する。

使用教材

教科書 :毎回、プリントを配布する。
参考書 :必要に応じて授業の中で紹介する。