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中国語コミュニケーションIII | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

中国語コミュニケーションIII担当: 網谷・張・楊

開講コース

地域振興ビジネス 2年次 前期

目的と内容および到達目標

中国語コミュニケーションⅠとⅡで学習した発音に関する基礎知識及び基礎語彙、基礎文法、簡単な会話能力を踏まえ、更なる中国語コミュニケーション能力の向上を目指す。正確な発音を身に付けるための音読学習を続けながら、語彙、文法を適切に使った日常会話能力の養成に力点を置く。中国語の文の構造を的確に理解し、身近な事柄について自らの言葉で表現できるようにする。更に、言葉の背景にある中国人の意識構造、文化背景に触れながら、円滑なコミュニケーションのための「中国語話術」を考えるきっかけを与える。

到達目標は以下のとおりである。
 ・基礎単語約500語による「聴く」「話す」「書く」能力を身につける。
 ・上記単語を用いた短文の日中間通訳ができる。
・一般的な日常会話能力を身につけ、場面に応じて適切に使うことができる。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ④教育 ⑧成長・雇用 ⑪都市 ⑰実施手段

授業計画

[前期]
1.一年次に学習した内容の復習
2.第8課の新出単語と文法
3.第8課の文法と会話
4.第8課の練習問題と第9課の新出単語
5.第9課の文法
6.第9課の文法と会話
7.第9課の練習問題
8.第8課と第9課の復習
9.第10課の新出単語と文法
10.第10課の文法と会話
11.第10課の練習問題と第11課の新出単語
12.第11課の文法
13.第11課の会話
14.第11課の練習問題
15.第10課と第11課の復習

単位数

1単位、授業回数:15回

講義の進め方

教科書の会話の内容に沿って授業を進めていく。
第一に、単語の読み方、書き方を覚える。第二に、会話文を理解したうえで、流暢に読めるよう繰り返し音読練習を行なう。第三に、学習した基本文型を使って日常会話の練習を行なう。第四に、状況に応じて、参考資料を用いてのディスカッションを行なう。授業計画に基づく予習や復習が求められる。

試験と成績評価

まとめの試験60%、平常点40%の割合で評価を行なう。
・まとめの試験は、使用教科書の内容及び授業中に取り扱った内容すべてを範囲とする。
・平常点は、授業内容への理解度、小テストなどの評価から総合判定する。

担当教員から受講生諸君へ

言語習得に近道はない。地道な努力によるちょっとずつの積み重ねが大事である。そして、他言語によるコミュニケーション能力を身につけるということは、異文化に対する理解度の向上にも繋がることであり、グローバル社会が求める人材像に更に一歩近づけることが可能になる。他言語習得によって広がるであろう新の異文化の世界を恐れず、拒まず、先人が遺した開拓者精神を受け継いでぜひおのずと中に飛び込んで楽しんでもらいたい。

使用教材

教科書 :『さあ、中国語を学ぼう!会話・講読』 竹島 毅・趙 昕 著(白水社)
参考書 :特に指定しない。必要があれば授業中に紹介する。